後悔 ページ24
中間side
黄「遅い、、遅いって、、」
遅いって思ったけど、やっぱり大毅らしくて。
やっぱり、弟のように思えてしまう。
一番になりたかったって、
お前が一番に決まってるのに。
黄「大毅のアホ、っ、バカ、、嘘つき、!」
もし、大毅が嘘をつかなかったら。
もし、俺がもっと引き止めてたら、
未練なく、きっぱりお別れができたかも知らんかった。
俺は、無性に外に出たくなった。
外に出ると、夢のようにたくさんの雪が降っていた。
大毅が見守ってるんかな。
少し歩くと、イルミネーションが見えてきた。
綺麗や。
大毅と来たあの日にそっくり。
思い出すと涙が止まらない。
黄「寒っ、、大毅がおらんから、」
去年より寒いのは大毅がおらんからや。
なぁ、どこにおんの、
俺の隣に居ったりする?
空から見てたりする?
スマホを開き、アルバムを探す。
アルバムのなかは大毅でたくさん。
黄「これや、」
見つけたのは去年の今日。
雪とイルミネーションに見とれてる大毅。
俺とツーショット大毅。
雪が頭に積もって可愛くなってる大毅。
いろんな大毅がいた。
さっきやっと止まったと思った涙。
また溢れ出した。
こんなに愛してんのに、
大毅は、、どこに行ったん
黄「大毅、、帰ってきてや、、っ、」
これ、大毅に見せたかった、
天国でもこの雪降ってんのかな、?
同じ景色を隣で、見たかった、
俺は、雪に願い事をしてみた。
『大毅が天国で幸せでありますように。』
叶ってたらいいけど。
生まれ変わって、また俺のところに戻ってきて欲しい。
そのときは、絶対に手離さないから。
俺は、首に着けてあるネックレスを手で
握りしめながらそう、誓った。
24人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちょこみんと | 作成日時:2021年6月30日 14時