検索窓
今日:2 hit、昨日:10 hit、合計:99,093 hit

君の過去 ページ27

煉獄side


『私、昔恋人がいたんです
恋人の名は幸人さんと言ってとても優しくて明るくて………
けど、私を守るために鬼になって…………
私がその頚を切ったんです……………』



話の途中だったが、俺は零れた幸村の涙をそっと拭った
すると幸村は俺の手を取り『煉獄さん………』とか細い声で俺を呼んだ



そんな幸村を見て、俺は何故か胸が痛くなった




「幸村、もういい
今夜は寝よう、俺はもう出ていくからゆっくり寝るといい
おやすみ、幸村」



『やだ………1人はいや
煉獄さん、待って……………』



幸村は俺の手を握って離さない
さすが柱なだけある
普通の女性に比べて力は強い



「幸村」


『幸村じゃ嫌、Aって呼んで………』




初めて幸村が甘えた
いつもは大丈夫、ありがとうしか言わないこの子が
名を呼んで欲しいと強請った




「A」


『はい』


「大丈夫だゆっくり休みなさい」


『………うん』




そう言ってAは瞳を閉じた
少しして、俺の手を握る力は弱まり
逆に俺の手に頬を擦り付け眠るAは
どこか心地よさそうにも見えた





恋人を失ったAに俺は何ができるだろうか?
俺がいることで助けにはならないのだろうか?





どうしたらAを助けられるか
それだけを俺はひたすらに考えAを照らす月を眺めていた

嘘だよね?→←ひとりじゃない



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (88 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
253人がお気に入り
設定タグ:煉獄杏寿郎 , 鬼滅の刃
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Miyuki(プロフ) - まゆさん» 返信が遅くなってしまい、大変申し訳ございません、、、コメントありがとうございます!だいぶゆっくりではありますが更新していく予定なので今後とも何卒よろしくお願いいたします!! (2021年11月20日 23時) (レス) id: e9ad5bfcce (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 続きが気になります!更新楽しみにしています! (2021年11月8日 21時) (レス) @page47 id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)
Miyuki(プロフ) - 心さん» ありがとうございます!そう言っていただけるとまた頑張れます!面白くかけるよう頑張りますので今後もよろしくお願い致します! (2021年8月20日 21時) (レス) id: e9ad5bfcce (このIDを非表示/違反報告)
- コメント失礼します。面白かったです!これからも楽しみにしています! (2021年8月20日 13時) (レス) id: a8a646d347 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Miyuki | 作成日時:2021年8月8日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。