chapter47 ページ2
私は気づけば公園のベンチに1人座っていた。
近くの自販機で買ったコーラを飲みながら、ぼーっとする。
「今何時だっけ。」
ケータイを見ると時刻は21:00を過ぎていた。
たぶんあの2人は22時過ぎには店に行くはず。
「約1時間、どうするかなぁ。」
特にすることもなく、ケータイをいじっていると向こうの方から人影が近づいてきた。
え、うそ。
もしや不審者…?
怖いのでガン見できずにただただ焦る私。
人はどんどん近づいてくる。
…よし、逃げよう。
私はバッと立ち上がり、光の速さで逃げた。
が
「逃げるな……!!」
先程の不審者が追いかけてきたのだ。
しかもめっちゃ速い。
やばいやばいやばい襲われる…!!
そう思った時にはもう遅く、その不審者に腕を掴まれてしまった。
「きゃあああああ!!!不審者あああ!!」
「ちょっ!待てって!不審者じゃねぇよ!」
そう言って男は、しーっ!静かに!と自分の口の前に手を当てる。
不審者じゃない?この状況で?
「そうやって油断させる作戦でしょ!?そんなのに引っかからないんだから!」
「だから違えって言ってんだろ!俺はこういうもんだ。」
そう言って男が胸ポケットから出したのは、警察手帳だった。
ん、警察手帳……?
「警察官?!!」
「だからそうだって言ってんだろ!!」
ったく…とため息をつくお巡りさん。
よくよく見ると顔が整っていて世にいうイケメンだった。
私は嫌いだけどね。
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なみだうさぎ(プロフ) - レモンさん» ありがとうございます!!更新不定期で大変申し訳ないですが、できる限り期待に応えられるよう頑張ります!! (2018年10月14日 1時) (レス) id: e3d8bdb6e6 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - 続編の移行おめでとうございます!私も楽しみに今後の展開待ってます。 (2018年10月13日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なみだうさぎ | 作成日時:2018年7月17日 21時