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いや、正しくは¨開かれようとした¨だ。
私が彼女の口を塞いだからだ。
彼女の唇はふっくらとしていて、何時までも塞いで居たかったが、それでは言いたいことも言えない。
少し後悔を残し、彼女の唇から自身の唇を離す。
貴:ぁ……
彼女は驚きを隠せず口を餌を求める金魚の様にパクパクとさせている。
Em:こ、こういうのは、男の私から言わせて下さい……
顔が熱い、彼女の目が見れない、冷や汗が止まらない。
拳にぎゅっと力を入れて口を開く。
Em:Aさん、私は貴女のことを生徒としてでは無く、異性として、一人の女性として好いています……！
もし、宜しければ私と、付き合って戴けないでしょうか……！！
自然と瞑っていた目を開け、彼女の顔を見ると、彼女は瞳から涙を溢していた。
それでも、笑顔で「はいっ……！」と返事を返してくれた。
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あの日、私達が恋仲になった日からは、数年間、彼女とは連絡を取り合っていた。
所謂¨遠距離恋愛¨というものだ。
そして、数日前LINEで彼女が此方へ帰って来られると連絡が来た。
Em:Aさんは……
キョロキョロと周りを見渡すが、彼女の姿らしき姿は見つからず。
調度今頃、空港に着く筈だが、なんせ数年間顔を合わせていないのだ、分からなくて当然だろう。
ピコンと携帯から通知音が鳴る。
確認するとそこには彼女から「もう、良いよ。」と、一言LINEが来ていた。
Em:これは……かくれんぼですかね……？
「探せ」と言うことだろう。
それから色んな人に彼女を見かけたかどうか聞いて回ったが、何十分経っても見つかる様子が見受けられない。
もしかすると、このホームでは無いのかもしれない。
そう思い、隣のもう一回り程広いホームへと駆けて行った。
運の良いことに隣のホームにはほとんど人がおらず、居るのは疲れてベンチに座り込んでいる年配の方ばかりだった。
ホームの中心には、麦わら帽子を被り、白いワンピースを着た彼女が茶色ベースのスーツケースを持ち、立っていた。
Em:Aさんっ……！！
貴:先生！
スーツケースを置き去りにし、此方へと駆けて来る彼女は数年前とは比べものにならない程綺麗で。
真夏の昼の日射しが当たりキラキラと光る彼女の小麦色の髪も、金色の瞳も、全てが美しくて。
抱きついて来た彼女の腰に腕を回して他の誰にも渡さぬようぎゅっと力を入れた。
Em:やっと、見つけました。
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はろる - 合作相手(仮)さん» いえいえ！！お力になれたならよかったです！楽しみにしてます！←最早ファン (2020年3月12日 16時) (
レス) id: fc9ad241ba (このIDを非表示/違反報告)
合作相手(仮) - はろるさん» 返信遅れてすみません！そしてリクエストありがとうございます！中々ネタが思いつかないのでリクエストありがたいです(●´▽`●) (2020年3月12日 10時) (レス) id: 424fa65185 (このIDを非表示/違反報告)
はろる - んぉぉぉぉ←何の声って事は置いといて、もう・・ホント好きですぅ・・・やはりニヤニヤしてまう・・・・４んでまいます・・・ｓｙｐさんが・・尊い〔吐血〕 そしてリクですがｓｎで夢主にとｓｎが｢嫉妬｣が欲しいです〔←黙れ 「」 (2020年3月11日 20時) (レス) id: fc9ad241ba (このIDを非表示/違反報告)
ヘタドイン(プロフ) - 私なんかが作った作品を本当に見に来て下さるとは思っておらず感動です・゜・(つД｀)・゜・（友達のは省く） (2020年3月11日 9時) (レス) id: cc6724ce3f (このIDを非表示/違反報告)
ヘタドイン(プロフ) - 月兎さん» あ、あああの、乙ゲーパロの小説を書いている神（方）ですよね……？ (2020年3月11日 9時) (レス) id: cc6724ce3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヘタドイン | 作成日時：2020年3月2日 20時
