検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:39,876 hit

#190 さ「お粥って女子力高いな」 ページ8

ころんside

___神様は優しい。

僕に居心地の良い幻覚を見せてくれるんだから。


「冷えピタぬるい...って体熱い!?大丈夫じゃないですよねこれ!!」

でも残念。今はまだ学校の時間。るぅとくんが居るはず無いもん。

「ご飯は食べましたか?食べてないならキッチン借りたいんですが......お粥、食べれます?」

あぁ、夢の中でるぅとくんのご飯食べられるとか、最高じゃん。

せっせと看病をしてくれる彼をじっと見つめ、布団から腕を出す。

ふわふわな体で、僕は彼の右頬に手を添えた。

「あぁ、幻覚なのに体温は伝わってくるんだね、不思議」
「......っへ?」
「...............」


真っ赤な顔をする君。現実でもコイツはきっとこんな顔してる。


「............頼って...もっと、僕の事」


だから...幻覚が現実とあまりにも同じだから、本音を吐いてしまった。


「もっと、信用してよ...分かるんだよ?ずっと見てたから」
「............っ」
「るぅとくん、悩みあるよね」
「!!!」


図星をつかれたのか、肩を揺らす彼。そんな彼を僕はそっと抱きしめる。


「文化祭の事もそうだろうけど...でももっと。もっと大きい悩み____」
「そんなの、無いですよ」

僕の言葉を遮り、彼は薄く笑う。

......あ、この笑顔。


前にも見た事ある笑顔だ。


『黄神琉斗です』


ねぇ、また付けてるの?


皆を騙す仮面。


............何を隠すの?


その、笑顔の裏に。


そう言おうとするが口が回らない。

というか、クラクラする.........


「............うっ」
「えっ?ころちゃん!!?」

彼の焦った叫びを最後に、僕は意識を失った。








#191 ジ「七夕の願い事がここで回収っぽい事されたな、まだ続きそうやけど」→←#189 莉「馬鹿は風邪ひかない...じゃ、ジェルさとみは絶対ひかねぇな」←


らっきーすとぷりめんばー!

るぅとくん&ジェルくん


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
84人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

鈴音(プロフ) - はちみつ。さん» はちみつちゃん!!ボードで話してたけど!おひさ!!ボードで話してたけど!←あっりがとぉぉ!お楽しみに!! (2021年1月17日 8時) (レス) id: 4c30bef867 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - ありす君さん» 青&黄は永遠ですよね...(脳死) (2021年1月17日 8時) (レス) id: 4c30bef867 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ。(プロフ) - すずちゃん!!!すき!!!I LOVE YOU!てか久しぶり!続編も楽しみにしてまぁぁぁあす!! (2021年1月17日 8時) (レス) id: 332114d2f5 (このIDを非表示/違反報告)
ありす君 - 鈴音さん» 有難う御座います!URL貼れるように、頑張ります!僕も青君と黄君は最推しです! (2021年1月10日 22時) (レス) id: 844fa85ee9 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - ありす君さん» 青くんと黄くんは最推しなのでつい純粋に書いてしまいますw貼れる時に貼ってくれれば名前だけでも大丈夫ですよ! (2021年1月10日 11時) (レス) id: 4c30bef867 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:鈴音 | 作成日時:2020年7月19日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。