#142 こ「どんな顔？ご想像にお任せします」 ページ7
ななもりside
「＿＿＿＿白組の勝ち！！」
「よっしゃぁぁぁぁ！！」
「ジ、ジェル...ふふ...お、お前顔面白すぎんだよ！！」
「久しぶりに大爆笑しちまった...」
周りの人の言葉も聞こえない程、ジェルくんは喜んでいるようだった。
それをニコニコ微笑みながら彼をじっと見つめる。
「...返事、するんだろ？」
「え？」
急に隣に座っていたさとみくんがポツリと呟く。
「ジェルが最近情緒不安定過ぎてころんと一緒に
「.........聞いて、来たんだね？」
「おう、聞いて。」
疑うように少しだけさとみくんを見つめたがすぐにため息をついた。
......そこは何も聞かないようにしよう。
「で、返事はどうすんの？」
「............断るつもり」
「は！？何で！！？」
断ると思ってはいなかったらしい彼は焦りながら問い質す。
「だって...だって、ジェルくんにはもっと良い人が居ると思うから...」
「.........」
俺の言葉を静かに聞いていたさとみくん。
ふと、突然頭を殴ってきた。
......頭を殴ってきた！！？
「いっ...痛い！！何すんのさとみくん！？」
「馬鹿、分かってんだよこっちは」
「あ、バレた？」
俺が舌をペロッと出すと「当たり前だ、何年一緒にいると思ってる」と怒られた。
「...そっか、お前」
「......うん」
彼に言葉を返そうと息を吸った途端、背後から猛スピードで突進される。
「ちょっ！おいジェルてめぇ！！」
「...デジャヴかな、コレ...期末テストを思い出す...そしてさっきと同じく痛い」←
「なーくん！勝ったで！！褒めて！！！」
「え？...えと、おめでと？頑張ったね！」
「へへへー！」
莉犬くんだったらしっぽ振って喜んでいるのだろうか。
そんな考えをしながら喜ぶジェルくんに向かって微笑みかける。
「莉犬負けたかー...後でジュース奢ったろ」
俺とジェルくんの頭をわしゃわしゃ撫でながら呟くさとみくん。
「ちょっと赤組の応援席行ってくるな、犬をからかってきたい」←
「りょーかいっ！」
「莉犬くん、次の次ぐらいに出番だから早めに戻ってきなよ？」
「おー」
さとみくんを見送り、ジェルくんは彼が居た席に座り自分の水筒を手に取った。
......俺の右横と後ろの席が彼等の席でとても近い。ちょくちょくさとみくんが消えるとジェルくんは俺の隣に移動してくれる。
「次2年の競技みたいやな、応援せな！」
そう笑って手を振って。
俺はずっと彼の楽しそうな姿を見ていたのだった。
#143 る「鈍感って怖いですね」←→←#141 な「白組ー！勝つぞー！おー！！...帰りたい」←
らっきーすとぷりめんばー！
るぅとくん＆ジェルくん
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鈴音 - はちみつ。さん» やば、一年越しに煽りコメ気づいちゃった......はちみつよりは変態じゃないわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！！！ (2022年10月1日 22時) (
レス) id: cd92107318 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ。(プロフ) - ひゃぁっほおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！！すずちゃあああああああああああん！！！！！！へーーーー、んったい！！！！！！！ (2021年3月31日 15時) (レス) id: 332114d2f5 (このIDを非表示/違反報告)
ありす君 - 返信ありがとうございます！ (2020年11月23日 12時) (レス) id: bfd8ad86d6 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - ありす君さん» 2度目のコメントありがとうございます！ななジェルは可愛い！ですよね、ころんくんはヤンデレで良いと私も思いまs(( (2020年11月23日 9時) (レス) id: 4c30bef867 (このIDを非表示/違反報告)
ありす君 - ななジェル可愛いすぎません？ころちゃんはヤンデレでいいと思いまs(( (2020年11月22日 21時) (レス) id: bfd8ad86d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴音 | 作成日時：2020年5月30日 11時
