☆スカイピース短編集☆

憧れ。《JIN》 ページ22

〜クラスメイト〜

じんくんかっこいいな〜とつくづく思う。

でもじんくんは、皆に大人気で私なんか眼中にさえ入ってないと思う。それぐらい遠い存在。

唯一じんくんを見ていられる場所。それは下校時間。

私とじんくんは家が近い。だから私が休んだ時じんくんがお便りを届けてくれる。

いつ仲良くなれるのだろう。

かっこよくて優しいじんくんを今日も見つめる。

そんな時、

じん「Aちゃんだよね。」

じんくん…？

A「は、はい！」

じん「敬語じゃなくていいよ。タメで！」

A「えっと…どうしたんで…じゃなくてどう、したの？」

じん「ずっと好きだったんだ。Aちゃんが。」

いきなりのことに頭が回らない。

A「いや嘘言わないで」

じん「本当。本当だよ？」

そうしてじんくんは私を抱きしめた。

じん「お友達からでもいい。だから付き合ってくれませんか？」

だんだん頬が赤くなる。

A「お友達から、じゃなくて私もじんくんが好きだから…付き合ってください!!」

するとじんくんは今までにないぐらいの笑顔で

じん「はい！」

じんくんは憧れ。から好きな人。に、この一瞬で変わりました。

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