愛され妹2

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｢｢は？｣｣



2人の声が重なる




『だからそれの何が面白いの？』




瞬く間に2人の顔が歪んだ





安｢そんな理由で、っ！浅野がどれだけ辛い思いをしたか分かってんの？！｣




今にも飛びかかってきそうな勢いだ




『私浅野さんじゃ無いから分かんなぁい…ね、そろそろたかちゃん来ちゃうけど良いの？私はここでお前ら潰しても良いんだけど』





私より少し高い目線の浅野さんの髪を掴んで囁いた





『…分かったら出しゃばらないことね』





足音が聞こえてきてすぐさま椅子に座る




…私髪の毛掴むの好きだな

・



その後は何事も無く(？)部活を終えた




あとは文化祭が勝負どころね





ちゃんと分からせてあげないと





家まで送ってもらい、たかちゃんとばいばいする





いつもの流れでポストを覗くと一通の手紙が




…なぁんか嫌な予感するんだけど




見てみれば差出人は




『ゆりさんかぁ…』




懲りずにまた送ってきたようだ





でも今回は手紙だけ




この前貰ったハンカチは私が大切に持ってるからね♡




家に入ればお兄ちゃんが出迎えてくれた




『ただいまっ！』




飛びついて頭を撫でて貰えばゆりさんへの苛立ちなんて忘れてしまう





春｢ン、おかえり｣





いつもの流れで手を洗い、2人でソファーに腰掛けてから話を切り出す





『…あのね、今ポストの中にお手紙が入ってたんだけど、、差出人がこの前の女の人だったんだよね』




小さめの封筒を出せばお兄ちゃんは首を傾げた




春｢、誰だァ？この前のって｣





その言葉にほっとする




だってそれ程までに眼中に無いってことでしょ？




『この前お兄ちゃんを家まで送ってってくれた人だよ！前も渡されたんでしょ？その時名前が書いてあったから…』




忘れちゃった？と聞けば思い出したのか眉間に深いシワが寄る





春｢きっしょく悪ぃな、ドブが｣





そう吐き捨ててから手紙は捨てろと言った





うんうん、いい感じ




でも侮ってたな




この前ので解決かと思ったのに…私が直接｢お話｣しないとダメかなぁ





浅野さんの事もあるし、、、次から次へと嫌になっちゃうわ




この手紙は後でじっくり読ませてもらおう




そう決めると、手紙を捨てることなくそっとバックの中へしまった



・

お風呂から出てお兄ちゃんと交代って時に手紙を取り出す





…何が書いてあるのかなぁ？

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