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三｢同じ部員の安田さんだよ｣
先に私に安田さんを紹介してくれる辺り、優越感に浸れる
安｢こ、こんにちは｣
疑り深い目で見てくる安田さん
えぇ〜こわぁい
挨拶に返すこともなく、たかちゃんの方を向いたままの私
流石にイラついたのか、ちょっと顔がひくついてる
しょうがないなぁ
冷めた目のまま安田さんに言い放った
『……えと、三途Aです』
それだけ言うとまた腕に抱きつく力を強める
三｢はは、Aは顔見知りだったり接点がある人じゃないと恥ずかしがり屋だから、ごめんな？｣
安田さんにそう言うも、まだ納得してないようで
安｢彼女さんですか？｣
うわ直球
浅野さんがぴくりと反応する
…ここは正直に話していっか
『…違うよ、お友達っていうか仲間っていうか…？』
そう言うと2人はあからさまにほっとした顔をしていた
ふん、彼女でも彼女じゃなくても浅野さんに希望は無いから
期待しない方が楽なんじゃ無いかなぁ？
安心している浅野さんをギリッと睨んだ
・
それから浅野さんはたかちゃんと話そうとするもさりげなく妨害する、というのを繰り返し大分時間が経っていた
他の部員は続々と帰っていて、残るはもう私たちだけ
安田さんは友達の恋路を邪魔する私に相当怒っているようで視線がとてつもない痛い
私が居れば意地でも2人っきりにはさせないだろう
この4人だけの空間…これを見越してたんだよ私は！！！
早速作戦へと取り掛かる
『あっ！そうだ、今度お裁縫教えて欲しくてねっルナマナちゃんにハンカチ作ってあげたいんだぁ』
嬉々として言うとたかちゃんも嬉しそうに笑う
三｢本当か？そりゃ喜ぶだろ、ありがとう。A、不器用だし心配だからなぁ…一緒に作ろうな｣
よし、いい感じ
『うんっ、でね？ルナマナちゃんの好きな柄とかあんまり分かんないから生地とか一緒に見に行って欲しくて…』
ここで肩を揺らした浅野さん
そりゃあなんてったって口実が一緒なんだしねぇ…
三｢元からそのつもりだわ｣
ありゃ、可哀想に
思った以上に都合よく進む計画に口角が自然と持ち上がる
さて、ここからが重要よ
じゃあ、とニッコリスマイルで口を開いた
『今週の日曜日とかって空いてるかなぁ？』
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ミルクティー - 最近の悪女に仕立てられました系じゃなく自分から女に嫌われて男に好かれる悪女になる本見るの久々❗面白かった❗更新楽しみ (4月6日 18時) (
レス) @page47 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - まさまさは、分からんけど違和感と、乾燥した時みたいな感じはする。 (4月6日 16時) (レス) @page12 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
よぞら(プロフ) - 更新待ってましたああ！！ (3月28日 0時) (レス) @page47 id: bb1e0ee73a (このIDを非表示/違反報告)
静波紅音 - 更新頑張って！ストレスが発散される作品だね！！ (9月23日 17時) (レス) @page46 id: 664202b07f (このIDを非表示/違反報告)
ひめか(プロフ) - やばいやばい！最高すぎます〜！！続きが早くみたい！楽しみにしてます！ (7月4日 23時) (レス) @page46 id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パピ子
| 作成日時：2022年3月26日 17時
