検索窓
今日:37 hit、昨日:43 hit、合計:155,410 hit

2 ページ3

竜「だから!そんな君に頼みがあるんだ」




私の手を軽く握って真剣に見つめてくる




愛「何?私に出来ることならなんでも言って?!」





蘭「俺達…彼奴に復讐をしたいんだ」




愛「ふく、しゅう、」




蘭「そう…だってこのままやられっぱなしだなんて嫌なんだ!惨めで、この怒りをぶつける先も…分からない」





震えた声でおねがいだ、と懇願する彼達





こんなの、引き受けない訳がない





愛「勿論だよ!、私だってこのままじゃ嫌!3人で彼奴を見返してやろう!」






再び私の目には光が映り込んだ気がした






蘭「!、ありがとう。そうと決まればまずは自己紹介だ、俺は…」











蘭、竜胆と考えた作戦はこう





元々2人はあの女のお気に入りだった(顔が良いから当たり前よね)らしくあの女の色々なことを詳しい所まで知っていた





それであの女は春千夜君と一緒にたまに近くの公園に言って話したり、日向ぼっこしたりとかしているんだって





で、2人は交友関係にも詳しいから色々聞いた所なんと明日!その公園に行くらしいの





その時を狙って真実を明かすって訳






でもふとある疑問が浮かぶ






愛「でも、どうやってほんとのことを伝えるの?私が言った時なんて聞く耳すら持たれなかったわ」





そうだ、3人が言ったところで信じて貰えるのだろうか





目の前に現れるな、とまで言われてしまったし…





竜「それについては問題無いぜ。…ほら、」





竜胆から見せられたのは携帯





…に写っている数枚の写真だった





愛「これは…!」





あの女に髪を引っ張られている画像や私の事を挑発している様な画像だった





竜「ごめんな、辛いこと思い出させたかもしんねぇ…俺らも咄嗟のことで数枚しか撮れなかったけど、でもこれで十分証拠になる」





こんなの、







完璧じゃない!






愛「これを2人に突き出せば!私が嘘を吐いて無かったってことも分かる!」






こんなの勝ちを手にした様なもんよ!




喜ぶ私を見て心做しか2人も顔を綻ばせたように見えた





蘭「じゃあ勝負は明日…よろしくな」





愛「うん!!!」






…私1人だったら出来なかった、でも!





今はこの2人がいる!






これで春千夜君は…





なんて幸せなのかしら!













…そう、私には分からなかった





この時2人がどんな顔をしていたのか





…もう既にあの女の手のひらの中で踊らされていたことも

3→←1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (385 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1235人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ミルクティー - 最近の悪女に仕立てられました系じゃなく自分から女に嫌われて男に好かれる悪女になる本見るの久々❗面白かった❗更新楽しみ (4月6日 18時) (レス) @page47 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - まさまさは、分からんけど違和感と、乾燥した時みたいな感じはする。 (4月6日 16時) (レス) @page12 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
よぞら(プロフ) - 更新待ってましたああ!! (3月28日 0時) (レス) @page47 id: bb1e0ee73a (このIDを非表示/違反報告)
静波紅音 - 更新頑張って!ストレスが発散される作品だね!! (9月23日 17時) (レス) @page46 id: 664202b07f (このIDを非表示/違反報告)
ひめか(プロフ) - やばいやばい!最高すぎます〜!!続きが早くみたい!楽しみにしてます! (7月4日 23時) (レス) @page46 id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:パピ子 | 作成日時:2022年3月26日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。