今日も私は愛されるの

弐拾伍 ページ26

その場にいた全員がやっと理解出来たようでてる子ちゃんと華ちゃんが悲鳴をあげた





華ちゃんにおいては分かってたやろ






『大丈夫ですか！？』






体を抱きしめながら問いかける





男｢出ら…せっ、かく……あ…あぁ、出られ…たの、に…外に、｣





『静かに！…私が、貴方を助けます』






肩で息をしている男性をゆっくり横にさせて早急に刀を出す





炭｢A！？何やっているんだ！？？｣





その声を無視して男性の上を刀で横切る





『…光の呼吸 捌ノ型 祝福』






辺りが暖かな光に包まれる





その場にいた…否、華以外の全員はAの美しさに目が離せずただ頬を赤くしてそれを見ているだけだった








華には…その美しさに対する羨望と











少しの憎悪が芽生え始めていた








気付いた時には男性はポカンとした顔で起き上がっており…







善｢え…、今のどうやって、｣





『あれ？話して無かったっけ？光の呼吸に代々伝わる捌ノ型。回復技だよ、これである程度は治せるから何かあったら皆言ってね』





状況が飲み込めていない皆をおいて、回復させた男性に話しかける






『大丈夫ですか？痛むところは？』





顔などに付いた血を手拭いで拭きながら聞く





男｢だっ、大丈夫です！ありがとう…ございます、本当に、ありがとう…｣





顔を赤くしながらも生きていることを噛み締めるようにお礼を繰り返し伝えてくる男性





『それなら良かった。家は…分かりますか？良かったら送って行きますが、』




男｢いいえ、この先を真っ直ぐ行ってすぐそこなので大丈夫です。怪我も治りましたし、本当にありがとうございます｣





礼儀正しいなぁ…良い人なんだろう






良かった、救うことが出来て






『では、お元気で！』





男性に藤の花が入った香袋を渡して見送る





さて、本題はこっちよ






屋敷と向き合って鬼の気配を探る





原作だと3人だったけど…こっちだと4人ね






『じゃあ、行こうか』





炭｢あぁ！｣






善逸のひよりタイムは省いて…炭治郎が禰豆子ちゃんを置いて中に入る






てる子ちゃんと正一君は原作通り中に入ってきてしまい、






さてどう分かれようか





炭治郎も善逸もあの組み合わせで大丈夫そうだし、そうなれば私は華ちゃんと一緒で良いよね






伊之助にも会えるし！







そう思った私はルンルン気分でことの成り行きを見守った

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