,うらた ページ23
朝起きると、目の前にはいつもと違う光景があった
寝ぼけてまだ状況が掴めてないんだけど、目の前にすげぇ可愛い栗色の髪の女のコが隣で眠って……いる
え、はぁ?!
「だれ?!」
するとその子はむくっと起き上がり眠たそうに目をこすった
「ご主人様、どうしたの?」
ご主人様?俺のこと?てか、それよりこの子服着てないんだけど、いや、よろしくないな
するとその子の動きが止まった
多分驚いているみたいな、目をまんまるにして、自分の手をじっと見つめてる
「うそだぁ……あのたぬき、ほんとに作ってたの?」
そう独り言を呟いてる
これ、警察行ったほうがいいのか?いや、状況的に完全に俺が黒にしかみえない
「えっと、お嬢ちゃん どうしてここに……てか、誰?」
「私だよ、ご主人様 Aだよ」
こっちに振り返って一生懸命訴えかけられる
Aって言った?いや、そんなわけ
とりあえずいくら子供とはいえ目のやり場に困るため、ぶかぶかだが引き出しからTシャツを引っ張りだし着せるとあることに気づく
「君、その首輪……」
俺がAにあげた刺繍入りの緑の首輪
その後部屋をいくら探してもAは見つからなかった
この子は喋ることに慣れてないみたいで、ゆっくりとした口調でずっと「ご主人様、信じてよ」と訴えかけた
なんかもう、認めるしかないようだ
「A、本当にAなんだな?普通こんなことありえねぇんだけど……」
「うん、ほんとだよ A、ご主人様に嘘、言わないもん」
認めざる負えない、どうやらAは人間になったらしい
685人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょこ - 終わってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます! (2022年4月27日 13時) (レス) @page38 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - (´;ω;`) (2021年7月14日 16時) (レス) id: 00ec0e89a7 (このIDを非表示/違反報告)
湊音@minato(プロフ) - 志麻リスさん» ありがとうございます(*´∀`*) (2021年2月12日 12時) (レス) id: c62b2ca7ae (このIDを非表示/違反報告)
志麻リス - 可愛いの一言です (2021年2月11日 20時) (レス) id: a0bcb39c58 (このIDを非表示/違反報告)
湊音@minato(プロフ) - 鬼門刃さん» ペットは飼い主に似ると言うのできっと……(*´∪`) (2020年7月12日 9時) (レス) id: 98fab29e4e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:湊音 | 作成日時:2019年12月6日 15時