【はたらく細胞】汚れずの好中球【男主】

第二部 :予告 ページ48

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「なあ、『真紅の悪魔』って知ってるか？」


「えー？何それ？」


二酸化炭素を持ったある赤血球2人は、談笑しながら肺までの道のりを歩いていく。


「白血球の誰からしいんだけどさ、そいつ俺達赤血球(なかま)を貪食した事があるらしいぜ」


「やだ...そんな白血球居るの？迷信じゃないの？」


「いいや！俺の同期が実際見たって言うんだよ！」


「怖いね...」


「大丈夫だって！そいつもう脾臓で分化されてるだろうし！なんたって」




そいつ、赤血球を貪食したから髪の毛が黒く染ってるって噂だし。


すぐ分かるだろ？



「そっか。それもそうだね」



赤血球はにっこりと笑いながら二酸化炭素を持ち直し、肺への道を再び歩き出したのだった。

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ラッキーカラー

あずきいろ

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