櫻【刀剣乱舞・鬼滅の刃】 (ページ14)

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産屋敷亭に着き、お舘様がいる部屋に案内された。

「やぁ、2ヶ月ぶりだね。」産屋敷

『お久しぶりでございます、お舘様。』

本丸時間では1週間だけどね。

「明日柱合会議があるんだ。そこでだ、柱の誰かと手合わせしてもらいたい。」産屋敷

『お言葉ですが、お手合わせした所で歴史が変わってしまう可能性が高いので。お手合わせはご遠慮願います。』

「そうなのかい？それは残念だ。でも、君と刀の事は話しても構わないんだね。」産屋敷

『構いませんよ、記憶が泡沫に消えると思いますがね。』

「記憶が消える？」産屋敷

口を滑らせてしまった。これはもう白状するしかないのか。刀剣男士は皆刀の姿に戻っている(隠が1人しか来ていなかったため。刀に戻る姿を見て驚いていたが…。)

『えーっと、詳しいことは言えませんが、時の政府が記憶の改ざんを行っているんですよ。私たちが現地の人と親しくなってしまった為だけに。何万何億との人の記憶を改ざんしているので重労働ですけどもね。』

「なるほど、それ以上は聞かないことにするよ。君は刀を所持しているのかい？」産屋敷

『所持しております。鬼殺隊と同じく日輪刀です。形状は平家の重宝小烏丸と似た拵えになっております。』

「鋒両刃造(きっさきもろばづくり)なんだね。」産屋敷

『そうなんですよ！突きも薙も……すみません。』

「ふふっ、よっぽどお気に入りなんだね。」産屋敷

『それよりお加減いかがですか？前お会いした時より体調が悪そうですが…。』

「あぁ、悪いね。でも呪いみたいなものなんだ。」産屋敷

『呪い…ですか。』

石切丸でも連れてくればよかったと思った、石切丸は病や腫れ物を斬る刀だからね。

「それより君たちのこと、もっと教えてくれないか？」産屋敷

『分かりました。話せる限り話しましょう。』