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2話 ページ2

「A殿〜!我、今日は頑張ったのである!!」


二年生の神崎君が誉めてくれと言わんばかりに抱きついてきた。

紅朗はおうおうと笑みを浮かべるが、敬人はおい、神崎...と眉間に皺を寄せている。


「今日神崎君良かったよ!ステップとか完璧だった!!」

「本当であるか?!A殿に言われると嬉しいのである」


本当に嬉しそうだ。

その間、何やら紅郎が敬人の表情の険しさを指摘していたが、私が何のことかと聞いても詳しくは教えてくれなかった。


片付けや着替えが終わると解散となった。

帰る方向が同じということで、敬人が送っていってくれることになった。

神崎君は、蓮巳殿だけずるいのであるとぶつぶつ嘆いていた。可愛い。


「神崎君、紅郎、また明日ね!」


そういって二人と別れてしばらくすると、敬人が口を開いた。


「A、貴様は少し神崎に甘過ぎはしないか?先程も...」

「もしかして、怒ってるの?」

「怒ってなどはないが...」

「じゃあ、嫉妬?」

「しっ...?!嫉妬などでは...ただ、お前は俺たちのプロデューサーで、その...女の子なのだから易々と男に...」

「敬人」


私は敬人の言葉を遮って彼の背中に腕を回した。

敬人は突然の出来事に目を見開いていた。

いつもはこういうことをしようとすると、すぐに説教をしてくるのだが、もしかしたら言葉とは裏腹に余程神崎君が羨ましかったのかもしれない。

ほんと可愛い。

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作者名:晴秋 | 作成日時:2019年8月26日 22時

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