車内恋愛。【Yabu】 (ページ6)

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宏｢ふう…｣

いざ声をかける。

宏｢お、、おはよ｣

｢おはようございます。｣

宏｢最近、あの…よく会う、よね？｣

｢はい｣

宏｢高校生？｣

｢はい
高1です。｣

宏｢俺も高１だよ。やっぱ同い年だったんだ｣

｢本当ですか？？嬉しいです！｣

宏｢俺も。｣

｢お名前聞いてもいいですか？｣

宏｢えっと、薮宏太です。
きみは？｣

｢私は、自分の名字を入れて下さい！Aです！
よろしくお願いします｣

宏｢自分の名字を入れて下さい！A…
もしかしてさ、光のこと知ってる？｣

｢え、光くん…？
あ…知ってますよ。
中学同じだったんで…｣

自分の名字を入れて下さい！さんはすごく動揺していた。

光と何かあったのかな。

宏｢学校は？どこ？｣

｢平成女子です！
薮くんは？｣

宏｢あ、俺は、男子跳成。｣

｢そうなんだ！
あ、薮くん次の駅で降りるよね？｣

宏｢うん。
自分の名字を入れて下さい！さんはどこでいつも降りるの？｣

｢薮くんが降りる次の駅だよ。
あの、また明日もこの号車乗ってくれる？｣

宏｢乗るよ。
じゃ、また明日ね。｣

あっという間に降りる駅に着いた。

｢うん。
あの…いってらっしゃい！｣

俺は自分の名字を入れて下さい！さんに手を振ったあと、

見えないようにガッツポーズをした。