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「で？翔太は平気？」
「え？おれ？」
キョトンと目を丸くする翔太。
翔太も小さい時は喘息持ちで長期ではないけどふっかと一緒に入院したりしていた。
「ちゃんと眠れてる？」
「あんまりー。ちょー眠い。まぁ、もうちょっと大っきくなったらひかるも丈夫になるっしょ、俺もそうだったし」
「そうだね」
ひーくんは翔太と一回り年の離れた兄弟。
ひーくんが赤ちゃんの頃にお父さんが亡くなってしまい、お母さんは朝も夜も働き翔太はお母さんの代わりにひーくんの世話をするようになった。
高校生の遊びたい盛り、溜め込んでないかなって心配だったんだけど、翔太の方が俺の想像よりずっと大人だったみたい。
「んー、……あ。そだ」
翔太が思い出したように言う。
「どうしたの？」
「来週末までには良くなるかな？」
「何かあるの？」
「お芋掘り。保育園の。あいつ、めっちゃ楽しみにしてるからさー。ちょーダルい」
「ふっ。ふふふ、アハハ」
「何？何で笑うの？笑うとこあった？」
翔太はあからさまにムッとした表情をする。
「ごめんごめん。いや、翔太がさ、真面目な顔でお芋掘りとか言うから、」
「悪い？」
「悪くない悪くない！」
制服着崩して耳にはピアス明るく染めた髪に不機嫌そうな顔でお芋掘りとか言うから…
「ふっ、あはは」
また笑いがこみ上げた。
「もー！何なの！」
翔太が呆れたように口を尖らせる。
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うの(プロフ) - ぽんさん» コメントありがとうございます。細々と更新していきますので暇な時はまた読みに来て下さいね!(^^)! (2022年8月9日 16時) (
レス) id: 312a545c23 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 突然コメント失礼します。密かに読ませてもらっています。紫さんの出てくる作品が好きです。こぎつね、もしや紫さんもレギュラー参加の予定ですか？可愛いですね。これからも色んな短編集を楽しみにしています。 (2022年7月30日 15時) (レス) id: 06d404138f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うの
| 作成日時：2021年11月1日 11時
