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「っ、ぅわあぁぁぁ〜ん、ッ、」
「ッグス、っグスッ」
蓮と2人、思いっきり泣いた。
「うわぁぁぁ〜ンッ、ウウッ、」
「グスッ、、グスッ」
「うああぁぁぁぁ〜ん、うえぇぇ〜ん」
涙が止まらない。
ぺたぺたと蓮の小さな手がほっぺたを触る。
「ッ、こーじ、だいじょーぶ？」
俺の涙にびっくりしたのか蓮の涙はすっかり止まっとった。
「いたいとこ、りょーたせんせーになおしてもらお？」
小さな手が俺の手を引く。
元来た道を歩く蓮の後ろを、来た時と同じようについていく俺。
鼻のチューブを止めているテープはマスクの中の汗と涙でずれてぐちゃぐちゃになっている。
シュンとうなだれる蓮の帽子。
まだ止まらない涙を必死に啜りながら蓮の後ろを歩く。
往復15分足らずの脱走から帰ると、門の前で待つ涼太先生としょっぴー。
「蓮！康二！」
ぎゅうっと2人まとめて涼太先生の腕に抱きしめられて、また涙があふれる。
「りょーたせんせー、ただいまっ」
暢気な蓮の言葉にしょっぴーがため息をついた。
「…康二、テープぐちゃぐちゃじゃん、ほら、貼り直すから中入れ」
部屋に帰り想像していた10分の1くらいのお説教をくらって、1人になるとじわりとまた涙が滲んでくる。
「なぁーに1人で黄昏れてんの？」
ヘラッとした耳に馴染んだ声に顔を上げる。
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うの(プロフ) - ぽんさん» コメントありがとうございます。細々と更新していきますので暇な時はまた読みに来て下さいね!(^^)! (2022年8月9日 16時) (
レス) id: 312a545c23 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 突然コメント失礼します。密かに読ませてもらっています。紫さんの出てくる作品が好きです。こぎつね、もしや紫さんもレギュラー参加の予定ですか？可愛いですね。これからも色んな短編集を楽しみにしています。 (2022年7月30日 15時) (レス) id: 06d404138f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うの
| 作成日時：2021年11月1日 11時
