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ふっかさんがいなくなって1時間。
部屋にカチャカチャとゲームのボタンを押す音が響く。
ふっかさんのいない隙にレベル上げや。
あと少しで完全にゲームの世界に入り込みそうやって時に視界の隅に捉えたもの。
「ん…？あれ？」
周りを気にしたようにぴょこぴょこと揺れる帽子のつば。
「蓮？」
名前を呼ぶと分かりやすく背中がピクッと反応する。
「どしたん？どこ行くん？」
屈んで視線を合わせると、むにゅっと人差し指が口唇に食い込む。
「れんってよんじゃだめ」
「へ？…あぁ、めぐ…めめ、どこ行くん？」
4歳児を目黒って苗字で呼ぶのもなんだかおかしくて、ちょっと可愛らしくして呼んでみる。
キョロキョロと周りをみて、蓮が言う。
「れんくんもおうちにかえります」
「は？！」
「こーじ、シーッ！」
蓮がムッと眉を寄せる。
よく見ると靴もちゃっかりスニーカーに履き替えている。
「ばいばい」
「、ッ、ちょお、待ちッ！」
タタッと駆けだした蓮に一瞬呆気に取られたけど、部屋からマスクを掴んで急いで追いかけた。
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うの(プロフ) - ぽんさん» コメントありがとうございます。細々と更新していきますので暇な時はまた読みに来て下さいね!(^^)! (2022年8月9日 16時) (
レス) id: 312a545c23 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 突然コメント失礼します。密かに読ませてもらっています。紫さんの出てくる作品が好きです。こぎつね、もしや紫さんもレギュラー参加の予定ですか？可愛いですね。これからも色んな短編集を楽しみにしています。 (2022年7月30日 15時) (レス) id: 06d404138f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うの
| 作成日時：2021年11月1日 11時
