12 ページ19
どうしてこうなった……
広い寮には爆豪と2人きり。そう、言葉の通り2人きりなのだ。
───────
『えっ！？みんな家帰るの？』
麗日「私は寮制になる前から家出てたしそろそろ顔見せようと思っとるよ」
蛙吹「弟たちの様子も気になるから帰るつもりよ」
女子達で帰省の話をしていて私が驚きの声を上げれば共用スペースに居た皆が俺もー、と口を揃える。
まぁそりゃそうか……お正月普通は実家に帰るよね
耳郎「Aは帰らないの？」
『私のところは仕事で家居ないからなぁ……』
両親はヒーロー事務所のサポートの仕事をしていて常に地方を飛び回ってる。物心ついた時から家族との時間は少なかったし年越しも1人のことが多かったから帰るのは考えてなかったな…
上鳴「かっちゃんは？帰るの？」
「…俺はここに居る」
緑谷「えっ！？かっちゃん帰らないの？」
「なんで年明けからくそババアの顔見なきゃいけねぇんだよ。それに旅行行くとか言ってたし帰ったってダルいだけだわ」
───────
というやり取りがあったのが数週間前
みんなでのクリスマスパーティーも終わって数日経った30日。皆は実家へと帰って行った。相澤先生によると外出許可は3日までらしいから4日には帰ってくるのかな……
つまりだ、12/30〜1/3までの間私は爆豪の言葉通り1つ屋根の下で2人きりの生活をしなければならない
皆がいなくなって静かになった寮で1人頭を抱えていれば「頭でも痛てぇんか」と爆豪が声をかけてくる
『…先が不安で』
「は？」
そんな話をしていれば相澤先生が顔を覗かせた。
相澤「急で悪いんだが、3日まで見ててくれないか？」
そう言ってる相澤先生の両手はエリちゃんと洸太くんが居た
相澤「急な遠征が入ってしまってな……マイクもミッドナイトも学校を離れていて頼めるのはお前ら位しか居ないんだが……」
うわぁ……爆豪不機嫌そう、
相澤「無理そうなら……他を探す。問題を起こされても面倒だ」
『あー！待ってください！！大丈夫です！私がエリちゃんも洸太くんも爆豪もまとめてお世話します！』
「あ？なんでそこに俺まで入るんだ」
相澤先生は私と爆豪を交互に見て溜息をつくと
相澤「なるべく早く帰る、頼んだぞ」
と帰っていった。……エリちゃん洸太くん！！！私の救世主！！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 427人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ブックオフなのに本ねぇじゃん！！！ - ふっはぁぁぁぁあ…！！神ですね笑！もう、もう、、展開が素敵です！！これからの2人が楽しみですっ！応援してます！頑張ってください！！ʕ・̀ω・́ʔ✧ (2021年11月16日 17時) (
レス) @page25 id: 1a619cef46 (このIDを非表示/違反報告)
小川優(プロフ) - 好きなんだが？？？？？ (2021年11月14日 9時) (レス) @page20 id: 1ba1957d47 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゆぅ | 作成日時：2021年11月10日 18時
