爆豪は素直じゃない【爆豪勝己】

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いつものように耳郎ちゃんと朝話していれば爆豪が登校してくる。また怒られるかな、と思っていれば机に鞄を置くとズカズカと教室を出て行った。



耳郎「珍しいね、何も言わないの」
『そうだね…』



耳郎ちゃんはそう言うけど一瞬目が合った時あからさまに逸らされた。私爆豪に何かしたっけ、と記憶を辿るけど思い当たるのは何も無い。きっと気のせい……そう、気のせい……



そう言い聞かせてはいたけど……あからさまに爆豪に避けられるようになって今日で4日目



皆でランチラッシュでお昼を食べている時にも


麗日「Aちゃん、爆豪くんと喧嘩でもしたの？」
芦戸「最近全然話してないよね」


と皆に言われるくらい私は周りから見ても分かりやすいほどに避けられていた。


葉隠「爆豪くんと対等で話してるのって切島くんかAちゃんってイメージあるからなんかそれが無くなると違和感あるんだよね」
蛙吹「爆豪ちゃんが一方的にAちゃんを避けているようにも見えるけど…」
『私もそう思う』
八百万「理由も無いのに避ける必要がありますでしょうか？」
耳郎「ヤオモモ、それ傷えぐってるから」


まぁ爆豪と話さないから何だと言われればそれまでなんだけど、なんか寂しいじゃん…とか思っていれば後ろから上鳴たちの声が聞こえる



上鳴「悪ぃ！それ俺らのせいかも……」
『え、何どうしたの』
切島「…詳しくは言えないんだけどよ、ちょっと色々あって」
瀬呂「爆豪の問題だから気にしないでね」



なんか分からないけど爆豪派閥に謝られた……何故……



私は訳が分からなかったけど皆は派閥の皆とアイコンタクトで何かを察したみたいな表情だった



『え、本当になに……私だけ分かってないじゃん』
耳郎「大丈夫だよ、そのうち分かるよ……多分」
芦戸「Aは悪くないから気しないでいいってこと！」



なんか分からないけど皆が若干楽しそうだった。私は爆豪と話せないのが全然楽しくないのに……


…………………………



なんでこんなに爆豪のこと考えてるんだろ、私

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