美男子なら真選組に【○魂】【男主】 (ページ2)

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寝不足＿＿＿《土方十四郎》ページ2

…ダメだ

集中出来ん。

『……っふぁっぁ～』

盛大なあくび

最近、寝不足だもんな…

『…寝たいけど…』

と机の上にどっさりと置かれた資料を見る

…まぁ、俺が寝不足そうな土方の代わりにやってやろうと思ってもらってきたやつなんだけど…

思った以上に多くて…

しかも、2時間で終わらせてきますとか、言っちゃったし…

『……仕方ないよな…』

…やるしかないか…

と、思ったけど＿＿＿

『…っ』

なんだか、突然睡魔が襲ってきて

そのまま机に突っ伏しおやすみタイム

『Z___Z___』

土方side

「……おっせーな…」

2時間で終わらせてきますとか

張り切ってたやつが…

「…」

あんな量…2時間で、できるかっての…

「しゃーねーか」

俺はAの部屋に向かうことにした

＿＿＿＿＿＿

「入るぞ」

襖を開け俺が目にしたのは

『ｽｰ、ｽｰ…』

幸せそうに寝息をたて、無防備に寝ている

俺の愛しい奴だった

「っ…」

寝顔は久しぶりに見た気がして

ドクンッ

と胸が高鳴った

「………」

俺は寝ているAの傍に座り

その人形みたいな綺麗な顔に

手を添えた

「…肌…白いな…」

頬をさすってやると

気持ちよさそうに「んん…」とか言って＿＿＿

ドキッ

「…っ」

あの時の光景が

頭の脳裏に出てきた

〝『ひじ、かたさん♡』〟

その顔がたまんなく＿＿＿＿＿＿

「っ…情けねぇ…」

そんなこんな

自分を抑えられない気がして

白い肌に触れていた手を離し

俺はその場を離れようとした

その時＿＿＿＿＿＿

『ひじ……かた、さん』

俺の名前が呼ばれた

「っ！」

起きているのかと思えば＿＿＿

眠ったまま、幸せそうに微笑んでいる、

可愛い奴が見えた

いや、天使かもしれない

「…………こりゃ、ベタ惚れだな」

自分に嘲笑する

だが、これ…

……仕事＿＿＿

〝『ひじ……かた、さん』〟

＿＿＿集中…できっかな…

☆愛しい人の見ているものに自分が出ていて嬉しい土方さん♡可愛ええ…