三十四話 ページ41
ゲル『えっ!今のがれられないって・・・』
ブリュンヒルデ『おそらく知っていたのでしょう・・・こうなる未来を』
ゲル『じゃぁ知ってて出たって事っスか?!』
ブリュンヒルデ『変えられたかもしれないからですよ。この未来が』
ゲル『悲しすぎるっスよ・・・こんなの』
ブリュンヒルデ『・・・』
『私の・・・ゴホッ体力も・・・もう持たないか・・・ゲホッ・・・』
アリシアはこのままだと観客全員が死に自分までもが死んでしまったら止めることができない、と頭をまわしていた。
そう考えている時でも能力は暴走を続けている。もうレインの面影が全くなく化け物のような形になってしまっていた。もう考える時間がない・・・そう考えたアリシアは最後の手段に出た。
『おそらくこの試合・・・無効試合だね・・・ボソツ』
アリシアは禁じていられたのにも関わらず自分に回復の能力を使いレインに向かって行った。
ヘイムダル『なっなんと!アリシアが禁じていた回復能力を使いレインに向かって行ったー!』
ヘイムダルはそう言った。
しかしアリシアはお構いなしに進んでいく。
『ごめんね、今までこんなに辛い思いをさせてきて。ごめんね、ずっと1人にさせてしまって。
ごめんね・・・自分勝手な姉で
ごめんねっ・・・ごめんね!!結局レインを殺してしまわなければならない!こんな事を願ったわけでもないのに!ポロポロ』
レインの方に歩きながら言っていた。それも泣きながら。
『絶対に・・・悔いのない死に方をさせてあげると言ったのに・・・ごめんなさいねグスッ・・この未来だけは変えられなかった・・・グスッ。まだ私が生きていて・・・もしも会えたなら・・・またその時は私を_________』
そう言いながらアリシアはレインの目の前に立ち
レイン『はっ・・・やくっ!ころ・・・してっ!!』
アリシアはレインに触れて
『その時は・・・私を姉さんって呼んでね
創成 』
アリシアは創成と言いレインに触れた
レイン『ありがとう・・・姉さん・・・』
レインは光りながら消えていく・・・
『こんな事しかできないけれど・・・どうか私を怒らないでね』
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伊織(プロフ) - 差し出がましいのですがカラスの名前は白いのが「フギン」黒いのが「ムニン」です! (2023年1月29日 18時) (レス) @page21 id: f7b48c76f8 (このIDを非表示/違反報告)
憑喪姫(プロフ) - 名前は固定ですか(´TωT`) (2022年5月14日 11時) (レス) @page2 id: a6e4edb5ec (このIDを非表示/違反報告)
密ひっちゃん(プロフ) - 始皇帝との絡みてぇてぇ(拝み) (2021年12月26日 23時) (レス) @page23 id: 7184d5a9cb (このIDを非表示/違反報告)
ルーさん - 個人的には番外編として全部見たいです (2021年12月15日 11時) (レス) @page9 id: 77b32cf51f (このIDを非表示/違反報告)
ルーさん - 素晴らしい作品ですね!お体に気を付けながらも更新頑張って下さいね! (2021年12月14日 10時) (レス) id: 77b32cf51f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零 | 作成日時:2021年11月18日 20時