彼らに秘密がバレてみた *リク* ページ23
*陣城 要さんリクエスト*
[夢主が実は彼らが過去滅ぼした国の出身だったことがバレてみた]
(通常設定ガン無視して下さい)
グルッペン
グ「お前が望むのは、復讐か?」
真実に一瞬目を開いた彼は静かに書類を片手に尋ねた
共にすごした日々は全て嘘だったのか
聞きたくないのに聞いてしまった彼はただ悲しげに深紅の瞳を揺らした
『そうだよ、貴方を殺したかった』
初めはそうだった。今も貴方が憎くて堪らない
なのにどうして、今も私は泣いているのだろう
トントン
ト「っ、お前、あの国の…?」
あの国とは昔、彼らがこっぴどく壊した国
戦争の爪痕を残し、再起もままならぬまま国は滅びた
「謝っても許せんと思う、逆に憎いと思う、やけどっ」
『っ黙って!!』
彼の続けようとする謝罪を貴方はナイフを首元に当て静止した
それを聞いてしまえば戻れない
憎むべき相手でないと脳が麻痺しているなら、いつまでもそうさせて。憎むべき相手と思わせないで。
鬱先生
鬱「Aちゃん…俺らが憎い?」
心を休ませたくて吸っていた煙草はもう短く、燃えた灰だけが長く残っていた
彼の見透かすような目を前には何も言えず、貴方は『分からない』とだけ呟いた
「…ごめんな、ずっと苦しい思いさせて」
彼が謝ったのは昔のことではない
今まで貴方の苦しみを一緒に背負ってやれなかったことへの謝罪。
ゾム
ゾ「知ってたで、いつナイフ向けてくるんやろ思っとった」
やはり彼は気付いていた
最初彼と仲良くしようにも溢れんばかりの敵意を向けられていたから。
「今も、俺らが憎いんか?」
まるで否定してほしいような懇願の瞳を向けられてしまえばもう何も言えない。だってその問いの答えは自身にも分からないのだから。
シャオロン
シャ「あ…ごめ…」
少しぶつかっただけで顔を青くさせ謝る彼
彼は事実を知ってからまるで人が変わったように貴方に怯える
なぜならその戦争時、彼が一番軍を壊滅させ、民にまで手を出したからだ。
若かったのもある。いつもの発作もあったのだろう
けれど両親のように慕っていた義母などを殺されたことには変わりない
『いいよね、そっちは謝ればいいんやから』
本当に羨ましい、と吐き捨て貴方は涙を隠した
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みらいちゃんです! - 自分的に今まで読んできた中で1番好きな作品です。すごくよかったです。 (6月30日 14時) (レス) @page29 id: c5fe17e93b (このIDを非表示/違反報告)
チェリーの子(プロフ) - えっえっえっ琴葉様…?おかえりなさいませ…!更新誠にありがとうございます…!! (2023年1月9日 1時) (レス) id: 39ba198b16 (このIDを非表示/違反報告)
綾央(プロフ) - 主様おかえりなさい。更新ありがとうございます…! (2023年1月8日 23時) (レス) @page50 id: 38d8890eac (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 主様!?おかえりなさいです( ; ; )!? (2023年1月8日 22時) (レス) id: 6c42b5a823 (このIDを非表示/違反報告)
むぎちゃ(プロフ) - 主様、おかえりなさい。そして、ありがとうございます (2023年1月8日 22時) (レス) @page50 id: c340a98e09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琴葉 | 作成日時:2019年10月31日 11時