[短編集]寂寥を感じぬ日常を[wrwrd]

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コネシマ


コ「お前と一緒にすんな」

いつの間に近寄ったのか、彼は高らかに声を上げる敵の額に銃口をつけた
逃げる事も出来ない距離。
慈悲もない発砲音がその場に響いた
彼は涙は流さない。貴方が命を懸けて自分達を守ろうと決め、貴方が納得をしてそれを選んだのだから
ただそう思う反面、彼自身は
貴方が死んで納得など出来るわけが無くて



ロボロ


ロ「…絶対に許さん」

瞳孔の開いたその淡紅色は、迷うこと無く弓を引いた。貴方を失った今の彼にとって、目の前の敵は憎むべき相手以外の何者でもなくて
負の感情に染まるその瞳は、やはり涙を浮かべていた




エーミール


エ「ッ、お前なんかに何わかんねん」

普段温厚な人がキレると本当に恐ろしいというが、今の状況は正にそれだろう
雰囲気だけで気圧される程の怒りを纏い、彼は何時もなら使わない剣を取り出した
貴方の事を悪く言うならば誰であろうと彼は容赦しない、この場なら尚更。



ショッピ


ｼｮ「…先輩、俺には無理ですよ」

先程まで高らかに笑っていた敵は倒れ、彼はそれを見下ろしながら呟いた
貴方の死を乗りこえ生きられる程彼は強くない
先程まで激高していたトントンに手を引かれる彼の目は、死んでいる様に生気を感じさせなかった




＿＿＿＿＿＿

蒼月さん再リクエストありがとうございます！
遅くなった上勝手に2個に分けてしまい申し訳ありません！
めっちゃいい題材やったのに活かしきれてない感が半端ない…
間接的に貴方を殺した敵へ怨みをぶつけても貴方がかえってくる事は無い。分かってはいても、ぶつけずには居られなくて、という感じです
また良ければリクエストお願いします！

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