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『ちょ、大丈夫ですか！？』
「は、ぃ……」
彼女に……Aさんに声を掛けられたのは、高校一年生の春。
階段から落ちそうになる寸前の時だった。
海を彷彿とさせる蒼い瞳と視線が交わった。
声を掛けられた、というのは少し烏滸がましいかも知れない。俺が一方的に顔を覚えただけだから。
前日に徹夜してゲームしていたのが仇になったような、運命のような出会いが出来たというか。
よく分からない感情を数日抱き、気づいた時にはこれが恋だと分かった。
その日から、笑顔も泣き顔も怒った顔も、食害されて苦しんでる顔も、好きなのも嫌いなのも、全部全部、知りたいと欲が少しづつ顔を出した。
だから、顔しか覚えてなかったのに、全クラス見て回って彼女の名前まで突き止めた。
「あんな、相談あんねん」
そう言って切り出した俺の言葉に、アイツらは時折茶々を入れながらも真面目に聞いてくれた。
「まぁ任せとき！俺らが何とかしてやるわ！！」
その言葉通り、本当に何とかされたのは、この時の俺は知らん。
ただその真っ直ぐな言葉に、目を輝かせて頼むで！と言ったのは覚えている。
今年になり、席が隣だと知った時は普通に死ぬかと思った。
緊張してガッチガチに固まって、まともにしゃべられん勝った俺に再び声を掛けてくれた時は、マジで女神かと思った。
覚えてなかったんは少し、いや、だいぶ悲しかったけど、あん時はパーカー着とらんかったし、髪もそんな長くなかったから。
「俺も好き」
俺であって、俺じゃない言葉に少しはドキドキしてくれへんかな、とか下心満載で近づいた朝の電車。いつバレるのか、バレたら告白しよう、バレなかったらもう少しこのまま。
そんな甘い考えは、まんまと目の前の彼女に食べられてしまった。
『ゾム君！！』
「は、はい｣
『好きです！！私と付き合ってくれませんか！』
「お、ぉお、俺は、」
あの時。助けられた時に交わった視線、0.1秒で恋に落ちとったで。
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伊玖(プロフ) - #ゆー@金欠民族さん» メンバー見て、書くしかないなと！！面白いと思ってもらえて良かったです！これからも頑張ります〜！！ (2021年3月1日 20時) (
レス) id: bedb32b5c2 (このIDを非表示/違反報告)
#ゆー@金欠民族 - めっっちゃおもしろかった！！w最後のページw､､､終わり方好きおもしろい！！これからも頑張ってください！！ (2021年3月1日 20時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
伊玖(プロフ) - 貴女の神さん» sukiyaki douzo。 (2021年2月28日 20時) (レス) id: bedb32b5c2 (このIDを非表示/違反報告)
貴女の神 - watasimo (2021年2月28日 19時) (レス) id: 94909bedb8 (このIDを非表示/違反報告)
伊玖(プロフ) - つぶしたおもちさん» tabetai。 (2021年2月28日 19時) (レス) id: bedb32b5c2 (このIDを非表示/違反報告)
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