【ツッコミ系】笑って、触れて、愛して。 2

kaitoさんと。 ページ28

引き続き同じリクエストです〜！


「せーんーぱーいっ」

「kaitoくんじゃん、どうかしたの？」

「たまたま見かけたから声かけたんすよ、何か用事がなきゃダメでした？」


まっさかぁ〜って笑う夢主さん。

大学の帰り、ほんとにたまたま見かけて、思わず声をかけた。


「いや〜私さっきまで近くのカフェで休んでてさ、今からどうしよっかなーって」

「あぁ…甘いもの食べてたんすね」

「なっ…何故分かった…まさか貴様…私のストーカー…」


ふざけきった顔でそんなこと言う夢主さんに、軽く頭にチョップしとく。


「ブラックコーヒーも飲めないお子ちゃまって俺知ってるんで」

「はぁ〜？私これでも頼れる大人っぽいって言われるよ！」

「頼りにはなりますけど大人っぽくは見えませんねw先輩ちっちゃいし」


「ちっちゃい言うなー！」って怒る先輩が可愛くて。

頼りになるのは本当だ。俺だって、周りの人達だって知ってる。

でも、超甘党だとか意外と子供っぽいとこもあるの知ってんのは俺だけじゃないかな、なんて。

期待してる、バカな俺もいる。


「…あー、先輩、これから暇なんすよね？」

「うん、バイトとかしてみたいけど親が許してくれないし…」

「へぇ、そうなんすね。…じゃあ頼りになる先輩、またレポート教えてくれません？」


甘いキャラメルラテ奢りますんで、って付け加えて。

レポートなんかやろうと思えば自分で出来る。でも、少しでも一緒にいたくて。


「いいよ！キャラメルラテ！あと甘いもの！」

「はいはいw行きましょ夢主さん」


好きだよ、なんてまだ言えない。

それでもいつか、言えたらいいな。なんて。


(＿＿頼りになる先輩じゃあ、脈ナシなのかな…)

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