続き ページ16
※後半会話文ばっかりです
Aside
イライラする。
ものすごく、イライラする。
だって…
善逸「おっと、大丈夫ですか?人混みであまり走らないように、危険ですよ。」
善逸「そこのお姉さん、お会計お願いします。」
善逸「あ、これ、落としましたよ。そのイヤリング、とてもよく似合ってますね。」
なんなのこの子、なんでそんな、当たり前のように、
息をするのと同じくらい当たり前のように女の子を口説くの?
自分の顔がいいこと知っててやってんの??タチ悪…。
善逸くんが女の子好きだとは知ってたけど、こんな無条件に女の子口説く普通?
だって!ここに恋人が!いるんですよ!?
おかげで俺はずっと、それはもうずっとイライラしている。
家に帰ってきた今も。
…当の本人は、なんで俺が怒っているのか気付いていないようだけど。
善逸「ねぇAさん、そろそろなんで怒ってるか教えてくれない?言ってくれなきゃわかんないよ!」
A「別に怒ってない!」
善逸「嘘おっしゃい!そんな怒った音してるのに!!」
俺だって、こんなことで嫉妬なんて、本当はしたくない。
束縛だってしたくない。
善逸くんは元々女の子が好きなんだから、これが当たり前なんだ。
善逸くんみたいにかっこいい人は、可愛い女の子と出逢って、付き合って、結婚して、子どもができて、幸せな家庭を築くのが普通なんだ。
でも善逸くんは優しいから。
やっぱり俺が、無理させちゃってるんだ。
善逸「ちょ、ちょっと待ってなんで泣いてんの?どうしたの?どっか痛い?ごめん、俺怖かった?」
A「ちが、ちがう………ちがうんだよ善逸くん………ごめんね、俺ほんとに自分勝手だ、弱虫で泣き虫だ、善逸くんに、無理させたいわけじゃないのに……………」
善逸「なに無理って!?まって、Aさんの中で勝手に自己完結させないで!!?」
A「だって善逸くん、今日ずっと女の子に声掛けて口説いてたし…でも、そうだよね!善逸くんは女の子が好きなんだから、それが当たり前なんだよね!ごめん、俺が無理させちゃって 「黙って」 …え?」
善逸「あのさぁ、黙って聞いてたら何?俺がいつ女の子口説いたって?そりゃ、レジしてもらうためにお姉さんに声は掛けたし、転けそうになってた女の子を助けたし、イヤリング落としてた子にも拾って渡してあげたけど!」
A「じゃあその子達の手を握る必要性は!?」
善逸「おっとそりゃあ無意識だったよごめんなさいね!??」
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ヤト - 続きが気になります、更新楽しみにしてます。 (2020年2月29日 20時) (レス) id: bd201871c1 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 続きまだ? (2020年2月27日 22時) (レス) id: 4d4917b86c (このIDを非表示/違反報告)
ミ ツ ル(プロフ) - ヨタクさん» ヨタク様>コメントとリクエストありがとうございます。リクエスト了解致しました。しばらくお待くださいませ。とても励みになるお言葉で、元気が出ました、ありがとうございます!今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 (2020年2月8日 12時) (レス) id: 3d2e373ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ヨタク - リクエストです。善逸に嫉妬をさせて下さい!面白かったです!更新頑張ってください! (2020年2月8日 6時) (レス) id: f497b0780b (このIDを非表示/違反報告)
ミ ツ ル(プロフ) - 本編完結いたしました。よろしければ小説の感想や、番外編のリクエストなどお待ちしております。 (2020年2月7日 11時) (レス) id: 3d2e373ed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミ ツ ル | 作成日時:2020年2月6日 23時