エスコート ページ41
「…え、俺っすか?」
目の前に差し出されたハンカチ。白魚の手は緊張による震えもなく凛と、堂々とそれを差し出してきた。
(え、いいヒトいるんですよね…?)
ノアは困惑した。好いている相手がいたはずだ。誘えるほどの関係じゃない?いやそもそもそういう場にふさわしくないような?一般家庭の出か?
主人である名前が差し出してきたハンカチ。エスコートの申し出だ。
「相手本当に俺ですか?だってお嬢、」
「いいの!そのヒトはいいの!というかお父様もいるのに無理にきまってるでしょ!?」
あー、そうですか。そういえば一番の難問がいましたね。ノアは数回うなずいてそれを受け取った。ノアは彼女のSDだ。こんな風にお誘いをしなくても同行は決まっている。自分にはせずその好きなヒトにとっておけばいいのにと思ったがノアは言わなかった。怒られたくない。
というのが二日前。今主である少女は何度も何度もドレスを試着している。名家に生まれこのように着飾ることは多々あったがここまで時間をかけ、何度も何種類も着用するのは初めてのことだった。一着一着、すべて写真に撮ることも初めてだった。
「誰かに送るんですか?」
「…まぁ、…うん」
いじらしい姿を見ると年相応、まだ幼いただの少女に見える。これが次期14冠か…とノアは思った。あの家に生まれた者として立ち振る舞いに気を付けてはいるが今の姿には威厳もくそもない。馬に蹴られたくないので追及はしないがその写真が誰に見せられるかはなんとなく理解できた。
「喜んでもらえるといいですね」
「…な、なにが?なんのことかわかんない」
「あー、そうですね、わかんないですよね、次はこういうデザインにします?」
目についた真っ赤なドレスを手に取って主に渡した。気に入ったのか試着室へと駆け込んでいく後ろ姿を見送ってノアはカレンダーアプリで日程を確認する。ある日付には「新14冠お披露目パーティー」と入力されていた。
「う、っわ…めっちゃ奇麗…え、全部似合うじゃん…」
教師寮の自室。送られてきた写真を眺めながらエイトは背もたれに体をあずけた。パーティー用にドレス買いに行くといわれダメ元で見てみたいといったのが数日前。名前はエイトのお願いをしっかりかなえてくれた。
「いいな、赤。青も似合う、黄色もいい…」
いつか自分の隣で…まで考えて学生のような思考を振り払うようにエイトは頭をふって振り払った。
続く
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月子 - 続き楽しみにしています(^ω^)ニコニコ (6月17日 14時) (
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安良岡(プロフ) - 匿名さん» ご連絡ありがとうございます。規約を確認し、お知らせのページを削除しました。教えてくださりありがとうございました。 (3月22日 16時) (
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匿名 - 長々と失礼しました。ご確認のほど、よろしくお願いいたします。 (3月22日 9時) (
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匿名 - 運営の規約では、他サイトへの誘導や個人間交流を目的としたアカウントの掲載は制限されているため、このままの状態ですと、作品の削除やアカウントへの対応が行われる可能性もあるため早めに該当箇所の修正または削除をご検討いただくことをおすすめいたします。 (3月22日 9時) (
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匿名 - 突然のご連絡失礼いたします。お知らせの記載内容について少し気になる点があり、ご連絡させていただきました。現在の記載には、外部サイト(pixivやXアカウント)への誘導や、鍵アカウントへのフォロー・パスワード確認を前提とした案内が含まれています。(続く) (3月22日 9時) (
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作者名:安良岡 | 作成日時:2022年10月17日 12時


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