アズール君、腐男子ってマジですか？【完結】

２０　アズ「しんどい・・・」 ページ20

アズール「あー・・・しんどい」

ラウンジのＶＩＰルームでゲンドウポーズで死にかけのアズールが声をあげる。ジェイドはそれを見て笑う。

ジェイド「今日はどうしたんですか？」

アズール「推しが尊い・・・今朝怒ったガチャの爆死がどうでもよくなりましたよ！なんですかあの顔！！僕が爆死した・・・って死んでたら彼なんて言ったと思います！？」

ジェイド「・・・なんていったんですか？」

アズール「うっわ５万逝ったの？えぐ・・・大丈夫、アズール？ほらよしよしー、残念だったねー、でもまだ次があるよー、福袋かおーね・・・って！！僕のことを抱きしめて頭を！！頭をなで？！！」

ジェイド「・・・あぁ、ホームズピックアップですか。福袋に期待しましょうね」

アズール「あの薬中絶対引いてやる！！！」

ジェイド「にしても・・・急接近しましたね」

アズール「あの人なんで爆死した人に距離感クソ近いんですか？ジェイドがモンストで死んだときもよしよしされてたじゃないですか！！イデアさんなんかずっと甘やかされて！！」

ジェイド「その言い方だと彼がずっと爆死してるみたいです」

アズール「シトラスさんに甘やかされてるんだ！一生爆死してろ！！！」

ジェイド「・・・嫉妬って怖いですね・・・」

そして一方、ジャズは厨房に立っていた。隣に立つフロイドと共に料理を仕上げていく。

ジャズ「あれとって〜」

フロイド「ん〜。ね、上のフライパン一つとって・・・あぁあとそっちのも」

ジャズ「ほい」

てきぱきと進んでいく料理。圧倒的コンビネーション。アズールは監視カメラを除いてその様子をみて・・・

アズール「クソ羨ましい！！」

泣いていた。

ジェイド「おやおや、なんて仲がいいのでしょうか」

アズール「あーあ！いいなぁ？！僕も厨房たって「あれとって」だけで通じる仲になりたいなぁ？！新婚みたいな会話したいなぁ？！！！」

ジェイド「重症ですね」

ジェイドはフロイドをとりあえず引きはがしてジャズをこちらにもってくるために動き出した。その間アズールは、

アズール「あーヤダヤダ。あれとってで通じるとか何なんですか？普通わかんないでしょ！あぁいいなぁ？！ずるいなぁ？！僕が一番最初に会話したのに！一番最初に仲よかったのに！？

いっつもこうだ！僕がグズでのろまな蛸野郎だから・・・」

ジャズ「あれてるねぇ。今日はどうしたの？」

アズール「・・・あなたのせいですよ・・・」
　

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