アズール君、腐男子ってマジですか？【完結】

１６　アズ「最悪だ・・・」 ページ16

結果から言おう。アズールがオーバーブロットした。リーチ兄弟と共に海で邪魔をして、戻ったらアズールがオーバーブロット寸前。そしてオーバーブロット。

ジャズは全力を尽くした。そしてそれが終わった後・・・

アズール「？ シトラスさん？・・・わっ！」

座り込んでいたアズールに飛びついたジャズ。ぎゅーっと締め付けるように抱きしめる。アズールが顔を真っ赤にしてわたわたとし始める。

アズール「ちょ、まっ！あ、あなたなにを？！」

ジャズ「よかった・・・！よかったぁ・・・死んじゃうかと思った・・・」

カイ「あーマジでつっかれた・・・というかシトラスちゃん先輩、怪我ないですか？血の匂いは平気ですか？マジでサメの前で血ぃ出すとかやばいでしょ・・・」

ジャズ「地上なら多少は耐えられるからねー」

感動的な場面だ。アズールはおずおずとジャズに腕を回した。そして監督生は我慢ができなくなり、

ユウ「はー！最高かよ！！私の最推し先輩最高かよ！！えーなに？アズジャズが公式！？えーやだやだジェイジャズが一番しっくり来てたのに！！というか体制！対面座位かよくっそ！公式！！！」

ジェイド「だから当店最推しはアズジャズ、フロジャズだと何度言えば！」

アズール「は？なっ、最推し・・・？？？」

アズールはバレたんですか？という視線を送る。

ジャズ「ジェイドがバレた。俺はバレてないよ」

そしてその日の夜・・・

ジャズ「あー・・・よかったね、助かっ、うおっ？！」

フロイドに押し倒される形でベッドに倒れ込むジャズ。フロイドに抱きしめられながら苦しそうにうめき声をあげた。

ジャズ「急になんだよ、くるしっ・・・あ、なにお前・・・泣いてんの？」

フロイド「・・・助かってよかった・・・ほんとに死んじゃったらどうしようかと・・・」

ジャズはゆっくりとフロイドをなで始める。

ジャズ「・・・ほんと、助かってよかったな」


　


　
ジェイド「おやおや・・・」

ジェイドが手元のスマホで写真を取る。ベッドの上で寮服のまま倒れ込んでいる二人の姿。思ったことはただ一つ。

ジェイド「監督生さんに売れそうですね」

アズール「な、なんて体制で寝てるんですか！！起きなさい二人とも！！おいフロイド！！起きろ！！どけ！！シトラスさんの上から今すぐに！！」

フロイド「んん〜・・・なに、うるせぇ〜」

アズール「うるさくないから！！」
　

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