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意外と背の高いあべとの身長差はおおよそ20センチほどで、彼の頭が肩に乗っかると、びくり、と肩を揺らしてしまった。
…あべは、何を考えているのだろう。
私が可哀想だから？愛情に飢えているから？
情が湧いたから？なんとなく？
どれがあべの結論でも、惨めだ。
『…離して、』
「やだよ。」
『なんでっ…』
「今離したら、お前消えちゃいそうだもん。」
どうして。
そこまでわかっていて、それでも私の気持ちには目を瞑るの…？
あべには私の気持ちが見えてる？
見えてて、見て見ぬふりをするの？
すーっと息を吸い込んだ。鼻腔を刺激する、大好きな香り。あべの匂いがいっぱいで、もうずっとここに閉じ込められていられたら。
甘い期待が過ぎって、中毒だな、と自虐する。
「…なんか、佐久間の匂いして、やだ。」
依然、動かないあべが首元で鼻をスンスン鳴らしてから、確かにそう言った。やだ、ってどういうこと。
『やだって、な、に…っ！』
首筋をすりすりと行ったり来たりするあべの髪がこそばゆい。いつもより敏感なのは一日中、抱かれていたからか。
「何、感じてんの？」
『ちがっ、』
「ふーん、意外とえっちなんだA。」
首筋に触れた、何か。
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まのか(プロフ) - もぉぉぉぉぉぉぉ！！最高ですっ！一気に読ませてもらって 仕事の疲れが吹っ飛びました！ｗ更新楽しみにしてますね＾＾ (2020年8月11日 20時) (
レス) id: 496b8676bf (このIDを非表示/違反報告)
セン(プロフ) - すごい面白くてあっという間に読んでしまいました。続きを楽しみに待ってます。 (2020年8月11日 19時) (レス) id: 0585149188 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月叶
| 作成日時：2020年8月5日 0時
