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大介のところへ向かい、ガチャ、とドアが開いた瞬間、その胸に飛び込んだ。
《おわっ、今日は積極的だねえ？》
『…ひどい、こと、言っちゃった、』
《なに言ったの？》
『関係ないでしょ、って、！』
《はいはい、まず落ち着こうね。》
背中を摩り、ソファへと座らせてくれて、息の整わない私を小さい子どもを宥めるみたいに、優しく接してくれる。
摩っていた手がトントンと背中をゆっくり叩くから、心地よくなって呼吸が楽になる。
《それで？あべちゃんと何があったの？》
思えば、発端は大介と呼んだことだった。
男の子は危険だよ、きちんと警戒心を持て、とあべの言葉はまともな正論だ。女友達がそんな状況だったら、心配するのも真面目で紳士的なあべらしさだ。
あべとの、ことの全てを打ち明けた。私が大介、って呼んだとき、歪んだ顔をしていたことを思い出す。
『私が大介、って呼んでること知った時、しかめっ面してた…』
《んは、なにそれ、嫉妬？》
『…知らない。』
私に聞かないでよ。わかったらこんな風に助けを求めにはこないし、もっと楽に解決することも出来るはずだよ。
《まー食べちゃったのは、本当だから仕方ないね？》
ぺろり、と舌なめずりをする大介は獣の目をしていて、その目に捕らえられた私は捕食されるのだ。
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まのか(プロフ) - もぉぉぉぉぉぉぉ！！最高ですっ！一気に読ませてもらって 仕事の疲れが吹っ飛びました！ｗ更新楽しみにしてますね＾＾ (2020年8月11日 20時) (
レス) id: 496b8676bf (このIDを非表示/違反報告)
セン(プロフ) - すごい面白くてあっという間に読んでしまいました。続きを楽しみに待ってます。 (2020年8月11日 19時) (レス) id: 0585149188 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月叶
| 作成日時：2020年8月5日 0時
