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プロローグ8-君を助けたい ページ8

「今日も、お客少ないわねー....ほんと、来てくれるのはユカリちゃんだけよ。わざわざ休日にありがとね.....」
そう独り言を言うと、彼女の目の前に座る少女は「ううん、いいのいいの!」なんて返しながら、自分の目の前にあるチャーハンを食べ進めていった。

カウンター越しにたった一人の客を見ている彼女......いや、“彼”は軽く微笑みながら、小さなどんぶりに入ったラーメンを啜っている。

ちなみに、何故に彼と言うのかというと…彼ことオイズミ メグは、この中華料理店を経営している男。
女装ということは誰にも言わず、今まで女として生きてきた。


…と、不意に焦げ臭い臭いを感じとると店舗の上にある自宅へと階段を登っていった。

すると、信じられない光景が目に入った。

「なっ、何よこれ?!」

何故だかはわからない。
気がつけば、自宅に火が。
自然に?意図的に?そんなことを考える間もなく、まずは客の安全を確保しようと階段を降りようとした瞬間。

階段から足を滑らせ、そのまま落ちてしまった。

そして、強く頭を打ったのか、目の前がぼやけて見える。
頭の痛みも酷く、立ち上がろうにも立てない。


そして、痛みも落ち着いて視界も元通りになった頃には、そこには炎しか残っていない。

「ユカリちゃん!!?無事だったら早く逃げて!!ユカリー!!!」

必死に彼女の名を呼んでも、
いかにも女のような自分の声しか聞こえない。
何度も、何度も、何度も呼んだ。

次第に息苦しさが増すが、ずっと叫んでいた。

…………気がつけば声も出なくなり、
熱い炎に倒れていった。



疲労のせいなのだろうか、不思議とそこまで痛みは感じなかった。






薄れ行く意識の中、彼女は.....ユカリは生きているのか、今となっても心配なままだった。

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神桜 - 久しぶりの更新 (2019年7月21日 3時) (レス) id: d3db07a9e6 (このIDを非表示/違反報告)
神桜 - 体調崩して、暫く更新できないです.... (2019年5月24日 14時) (レス) id: d3db07a9e6 (このIDを非表示/違反報告)
神桜 - かほりさん» おぉ...!!ありがとうございました!! (2019年5月23日 13時) (レス) id: d3db07a9e6 (このIDを非表示/違反報告)
かほり(プロフ) - なってますのでではなく載ってますのでです (2019年5月19日 16時) (レス) id: 5d3fef41b7 (このIDを非表示/違反報告)
かほり(プロフ) - 非公開になってました… すいません 今度の今度はなってますので、、、 (2019年5月19日 16時) (レス) id: 5d3fef41b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神桜 | 作成日時:2019年5月11日 21時

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