成りきりトリッパー戦闘狂は治らないってよ

謎は解決(？) ページ45

目を見開く2人をよそに進め

A『構成員全てが戦闘員(ソルダート)兼ハッカーだと思ってよ♥
特に0〜3番は毒も銃も効かないと思った方が良いかな♣』

開いた口が閉まらないと言った状態だったが

コナン『って事はよぉ…
組織よりヤバイやつの集まりじゃねぇかよ！？』

最悪の事態を想像した哀ちゃんが口を開く

灰原『そんな所と組織が組んだりする事は無いでしょうね？』

顎に手を当て首を傾げた後に頷き

A『無いね♥
協調性の無い暗殺部隊の様なバジリスクが群れを作ったり、群れの中に入るなんて事は有り得ない♠
何があっても個人個人で動くハズ♣』

ﾀﾞﾝｯ 机を叩き声をあげる

灰原『何でそんな事が言い切れるのよ！？
組織は欲しい人材は何をしてでも手に入れようとする
そんな所なのよ！？』

A『ボスとナンバー2の首♥』

灰原『え？』

A『バジリスクは弱い人間の下にはつかないからねぇ…♠
腕っぷしの強さが無いと誰一人として従わない♣
それでも、組織は取り込もうするかい？』

戸惑った様に目を泳がせ

灰原『そ、それは…』

A『幻獣バジリスク♠
鶏の卵を蛙の下で孵す生まれる幻獣…♥
人が手懐けようモノなら目を合わせれば死♣
手を伸ばせば毒牙によって死♣
近付けば一口で丸飲みされて死♣
組織はバジリスクによって滅ぶだろうね♦』

顔がひきつる新一は

コナン『な、なぁ？
Aは活動してたんだよな？
組織よりヤバイ事をしてたのか？』

A『ん〜？どうだろう♠
暗殺依頼やNo.0(ボス)の命令とかあれば実行してたかな？くらい♦
バジリスクは構成員内の争いはご法度ってルールがあったから仲間内で殺し合いは無いんだよね♥
もし、裏切り者(NOC)が居ても放置だろうし♣』

コナン『(レベルが違い過ぎるのか？)
そーかよ』

哀ちゃんは何かを思い出した様に近付き

灰原『聞きたい事は終わったわ…
さて…、怪我をしてないかチェックするわよ…』

服を捲りだす哀ちゃん

A『別に大丈夫なハズだよ♠
怪我をした記憶は無いし♥』

哀ちゃんは一通りチェックした後に

灰原『火傷の後があるけど傷痕的には7〜9日くらいの物だけね』

A『ああ、忘れてた♠
ショーの最中に服に一瞬燃え移ったっけ♣』

と嘘を言った途端に哀ちゃんの目付きが冷やかなモノになっていた

悪鬼羅刹も裸足で逃げ出す様な顔をした
哀ちゃんのお説教が始まった






後に新一は語る

新一『女って…本当に怖ぇぇ…』

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