成りきりトリッパー戦闘狂は治らないってよ

ラストステージ ページ42

男『まあ オレがちゃんと
逃げられるかどうかは、運転手！
お前次第だ！！

俺がバスから降りたら、
そのままバスを走らせて
警察の目をバスに向けろ！』

ｺﾂｺﾂ バスジャック犯は乗客を見ながら歩き

男『もちろん ちゃんと指示には
従ってもらうために…
人質を1人取らせてもらう…』

足音が無くなり動きが止まったのがわかった

男『一番後ろのガムの女！
お前だ、前に来な！』

『え？』と言う声が聞こえた後

ｺﾂｺﾂﾍﾞﾁｬ 冨野はバスジャック犯のいる方に足を進め 床に溜まる固まり始めた血液
まるで泥の様になった踏んだ

(近くに居るな…♣
クライマックスが近い♠)

冨野が歩いていったのを合図に新一が小声何かを指示し

コナン『バスがトンネルから出た
その瞬間が勝負だぜ？』

響く音が聞こえなくなった
すると

男『よォし！スピードを上げろ！
ヘタなマネするなよ…
オレの言う通りにやってりゃ助かるん…』

バスジャック犯の言葉を遮り新一が声をあげる

コナン『よく言うよ…
どーせ殺しちゃうくせに…』

バスジャック犯の男が新一の方を向いたのだろう、足音がコチラの方を見た様な気配がした

コナン『だって皆に顔を見せたって事は
そーいう事でしょ？
なんとかしないと、みんな殺されちゃうよ…』

ｶｻｯ 阿笠博士と新一がスキーバックを持ち上げた様だ

コナン『この爆弾で！！』

男『っ』

運転手に気付いて貰うためだろう

コナン『早く！！！』

ｶﾞｯ! 運転手が急ブレーキを踏んだのだろう

歩美ちゃんは補聴器の男性を椅子のある方に引っ張り来るように即し

元太くんと光彦くんはもう一つの爆弾が爆破しないようにおさえる

ｷｷｷｷ ﾄﾞﾝｯ！ バスは近くのガードレールにぶつかり動きを停めた

男『この』

ﾋﾟｼｭ ﾌﾟｽ ﾊﾞﾀﾝ バスジャック犯に麻酔針を打って倒れたのだろう

ここで声をあげたのは

冨野『い、今の急ブレーキで時計をぶつけて
起爆装置が動き出しちゃったのよの！！
爆破まで30秒もないわよ！！』

阿笠『何じゃとォ！？』

ﾄﾞﾜｧｧｧ と逃げていく乗客





(残り12秒…か♠)

ｸﾞﾁｭ ｸﾞｸﾞｯ 起き上がり顔を上げるとしんみりとした表情の哀ちゃんと目が合う

CV：立花慎之介の声帯模写をしたまま

A『此処は俺のステージだ…』

ｶﾞｯ 哀ちゃんの首根っこを掴みあげる

灰原『きゃっ！貴方死んでなかったの！？』

ｶﾞﾝｯ 後部座席ごと壁を蹴り飛ばし
バスに穴を空ける

A『ジャーナ お嬢ちゃん』

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