成りきりトリッパー戦闘狂は治らないってよ

治療とご機嫌とり ページ2

事務椅子からおりた哀ちゃんに腕を引っ張られ
リビングのソファに座らされ

A『…ん？ボクは何で座らされたんだい？』

哀ちゃんは木箱？薬箱を持って目の前で薬箱から脱脂綿を取りだし消毒液に浸して

灰原『治療のために決まってるでしょ…
弾丸をどうやって取り出したかは聞かないであげるけど…ホラ！服を捲って！』

(公衆トイレでドッキリテクスチャーを貼り忘れたし観念した方が良いかも知れないねぇ…♠)

服を捲ると血は止まっているものの痛々しい傷が現れ 哀ちゃんはあからさまに"うっ…"というような顔になる

(もう血が止まっているところを見た感じ後、5日あれば痕も残らず綺麗に治るかな…♦)

灰原『あなたねぇ〜こんなに深い傷ならなんで病院に戻らないのよ！？』

傷に向かって消毒を始めた

A『う〜ん♣血は止まっていたし対した事ないかな〜って♦』

(う〜ん…消毒なんかされるのは初めてだけど意外にしみるなぁ…♣)※表情は変わってません

灰原『…次からは傷がないか、確かめるから定期的にチェックさせなさい…良いわね…？』

(そういえば、ファンから良い物貰っていたなぁ♥)

そして、自分には要らない物だしと隠して持ち歩いていた紙袋をスカーフをつかって取り出した様に見せて(マジック)うっすら笑みを浮かべ

A『構わないけど…治療費はこの前の外部講演でファンから貰った新品の手提げバックで構わないかい？
タダで治療を受け続けるのは流石にね…♣』

哀ちゃんは恐る恐る受け取り中身を確認すると

灰原『！？ これ！フサエブランドとヴェルサーチの限定コラボ品じゃない！？
しかも数量200品のみの限定販売でしか手に入らない！？
本当に貰って構わないのよね！？』

哀ちゃんは目を輝かせて聞いてくる
ここまで喜びと驚きを面に出すとは思っていなかったけど

A『ああ♥構わないよ♠
物は有りすぎても余しては勿体無いし…
リサイクルショップはファンに申し訳ないからねぇ♣
まぁ、ファンの中には大企業の次期跡取りとか娘さんも多くいるからブランド品の送り物は結構あるし♦
これが治療費でも構わないかい？』

満足そうな笑顔を向けて

灰原『ありがとう！折角ですものいただくわ』

哀ちゃんは紙袋を抱きしめて自分の部屋に行ってしまった

哀ちゃんが居なくなった後、

包帯の巻かれた腹部を確認してから立ち上がると新一が近付いてきたのだ

確実に新一は組織の情報を聞きたいようでAの顔を向けたまま口を開く

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