成りきりトリッパーは親友の味方だってよ

シカゴから来た男 ページ7

阿笠『ええ…
じゃが、あんたの席までは…』

ｼﾞｪｲ『OK OK！
私のレンタルしたワゴンで行きましょう！
今、取って来ますから待っててください！』

歩き始めたジェイムズは思い出した様に後ろを振り返り

ｼﾞｪｲ『でも私の運転、ランチと違ってうまくない！
運転はあなたね！
右ハンドル難しいです！』

新一は興味と探りを兼ねた様に

コナン『へ−…
右ハンドルに慣れてないって事は…
今はイギリスに住んでないんだね？』

ジェイムズの目が一瞬鋭く光るが
隠すのが上手い
哀ちゃんは勘の鋭さからか、ジェームズを疑っている様子だ

ジェイムズ『 Oh yes(オー イエス)！生まれはホームズのロンドン…
育ちはシカゴ…』

ジェイムズは後ろを向いて

ｼﾞｪｲ『The Windy City
where Capone stormed…
(カポネがいた街さ…)』

歩いていく姿を見つめ、

灰原『ねぇ…あの人何か感じない？』

コナン『え？別に…』

横目でジェイムズの後ろ姿を見つめ

灰原『そう…
それならいいけど…』

歩いていくジェームズを見つめる怪しい男が居たが

ﾁｬﾘ 駐車場の料金所にお金を払い
ジェームズが車のドアに手をかけた所で

？？『あ、ちょっと…
警察の者ですが、コレ、あなたの車ですか？』

警察手帳を見せる体格のいい男と痩せ型のサングラスの男がジェームズに話しかける

ｼﾞｪｲ『Yes…私がレンタルした車ですが…』

男(大)『これ、盗難車なんですよ…』

ｼﾞｪｲ『Oh no！！』

痩せ『1週間前に盗難届けが出されまして…
車を借りた場所と、その時の状況と…』

大(男)『あなたのお名前と宿泊先のホテルもお聞きしたいんですが…』

狭い路地の先にあるパトカーを親指で指す痩せ型の男

痩せ『立ち話もなんですから…
路地の向こうのパトカーまで…』

大(男)『よろしいですか？』

ｼﾞｪｲ『Ah〜〜…』

痩せ『そんなに時間はとらせませんので』

ジェイムズの背中を少し押しながらパトカーまで誘導していき

ｶﾞﾁｬ パトカーの扉を開けて

大(男)『どうぞ中へ…』

ｼﾞｪｲ『あ…そういえば友人達を待たせていました！
遅れる事、知らせに行って良いですか？』

拳銃をジェイムズにあて

A『ねえ…ボクの目の前で何をしてるんだい…♣？』

様としていた男から拳銃を奪い1人をおさえる

大(男)『な、何を！？』

ｶﾞﾁｬ 運転席から出てきた男は近くにあったのであろう石を持ち上げ…

(…う〜ん、殺気が隠せないなんて…
素人だね♠
まあ、良いか…避けなくても♦)

誘拐→←騒ぐマスコミ

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