成りきりトリッパーは親友の味方だってよ

警察の到着 ページ18

A『携帯を持ってる方、
警察を読んでください！！』

いつの間にか、被害者のもとにいた事への驚きが見てわかったが

従業員の一人が『はい！！』と言って携帯を手に持ち電話をかけ始めた

赤井『ホー、救急車ではなく
何故、警察を？』

しゃがみながら、被害者を見たあと立ち上がり
赤井の目を見ながら

A『彼は、背後から鈍器の様な物で殴られている♠
彼は息をしていない、おそらく即死なんだろうね♦
後は、警察が来るのを待つとしようか…♣』

そして、瞬きした後、被害者の姿を全体的に見て触ること無く頭部を見つめてから

A『…人とは思えない力で殴られている♠』

次にコンロの上にある、ｺﾞｵｫｫ と音を鳴らす2つの換気扇を見てから立ち上がり赤井を見て

A『FBI捜査官様の見解が気になるねぇ…』

とわざと笑みを浮かべながら言えば

赤井『嫌味の様に聞こえるな…
話を聞いてみなければわからないがな…
そういう、君は何か掴んだのか？』


ﾆﾀﾘ… 怪しいくも艶やかな笑みを浮かべ

A『さあね♠
だけど…トリックの検討はついているよ♥』

少し目を見開いていた

赤井『ホー…
で？聞かせてもらいたいものだな…
そのトリックの検討とやらを、ね』


時計をチラリと見たあと、目を閉じて
気配を探り

A『日本の警察が到着する様だし…♣
証拠集めをしてから…ボクなりに犯人を追い詰める♥
言っておくけど、言うつもりは無いよ♠
1人で動くつもりなんでね♦』




警察が到着し

目暮『被害者はこのレストランのチーフシェフ 三雲 研治さん32歳…
で、容疑者は？』

鑑識が動き写真を撮りながら

高木『はい、今この場にいらっしゃる
カメラマンの継国 辰己さん
タレントの水野 亜香里さん
オーナーシェフの城田 勇司さん
調理場にて、働く11人のシェフ』

目暮警部はﾑｯとした顔をしながら
コチラを向き

目暮『で？君達は？』

ｼﾞｪｲ『私はここにお昼を食べに来た客だよ』

赤井『同じく、ここには悲鳴を聞いて駆けつけた』

Aが口を開こうとした所で
料理人の一人がコチラを指差し

料理『あ、刑事さん！
その人に通報するように言われました！』

と言った姿を見てから1つため息をつき

目暮『で、君は？
もしかして、探偵なんて言わないだろうね？』

ｽﾁｬ トランプを取りだし、目暮警部に見せ

A『ボクは奇術師だよ♥
目暮警部、久しぶりだね♠
プライベートでは初めましてかな？
ヒソカ…と言えば伝わると思うけど♦』

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