【銀魂】この世界があまりにも幸せだったから【吉田松陽 虚】

じゅうに ページ13

まったく、

またなんでこんな面倒臭い事になったのか…



松下村塾

近隣の子供を集め 幕政批判 国家転覆
怪しげな教えを説いている


と、噂になっている



いや、デタラメにも程があるでしょうに…



松陽さんが幕政批判？

本気出せば国家どころか星ひとつ消し飛ばせる人が？



いやぁ、ないでしょうに



批判とかそういう器用なこと出来ないからあの人

すぐ実力行使にでますからね




だがまぁ、お偉いお役人様方はそんなこと信じてはくれない訳で




かといって争い事を避けたがる松陽さんのように黙って塾が取り潰されるのを見ている私ではなく



『気が乗りませんねぇ…実力行使とか…』



松陽さんに怒られる…



塾生達は早くに家に帰した




あの3人(銀時、高杉、桂)が何やらこそこそやってるのは我が夫がなんとかするでしょう




あとは、役人を黙らせるだけ




『ほんと、久々ですね。″この刀″握るの』




私の手元には少し大きめの黒塗りの太刀がある




かつての私と、ずっと共にあった刀は やはりとても手に馴染んだ




私には″吉田松陽″ほど優しい心はない

人格でいえば″虚″寄りだろう




大切なもとの為ならば、私は何だって斬ってみせる


元より、人を斬る事に躊躇いなどない



夕焼けの中を歩きながら



口元にはいつもの微笑を張り付けた





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次メチャメチャ捏造注意

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