じゅういち ページ12
銀「…なんだてめぇ 昨日の今日で性懲りもなく」
高「もう一度俺と勝負しろ」
次の日も彼は道場破りに来た
銀「オイ いい加減にしやがれ 何回道場破りに来れば気が済むんだてめェはコノヤロー」
高「俺が勝つまで」
次の日も、その次の日も、
まだ傷も痛いであろう小さな体で
銀時に挑んでいた
そして、ついにその日
「 一本!」
ついに、彼は銀時に一本を取った
ワッ!、と歓声があがって塾生達に囲まれる高杉くん
高「なっ、馴れ馴れしくすんじゃねェ!
俺とお前らは同門か!?」
松「アラ、そうだったんですか?
てっきりもうウチに入ったと思ってました
だって誰よりも熱心に毎日稽古に…いや、道場破りに来てたから」
いつの間にか私の隣に立っていた夫の言葉に
ドッと笑いが溢れる
ギャーギャー喚く銀時に
おにぎりを握る桂くん
その真ん中で幼い満面の笑顔を溢す高杉くん
あぁ、どうかこんな幸せな日々が
1日でも長く続きますように
秘かな願いに口元を綻ばせながら
私もまた、その笑顔の輪の中に入っていった
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??黒雪??kuroyuki(プロフ) - ありがとうございます!泣ける(?)かは分かりませんが、世界観しんどいです。頑張ります。 (2020年3月9日 20時) (レス) id: a822d14485 (このIDを非表示/違反報告)
七重 - (´;Д;`)おお・・・最新話泣ける(?) (2020年3月6日 17時) (レス) id: cdecf486aa (このIDを非表示/違反報告)
??黒雪??kuroyuki(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります! (2020年2月8日 17時) (レス) id: a822d14485 (このIDを非表示/違反報告)
七重 - たまたまこの小説見たけど、めっちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2020年2月8日 15時) (レス) id: cdecf486aa (このIDを非表示/違反報告)
??黒雪??kuroyuki(プロフ) - いえいえ!読んでいただいてありがとうございます!同士がいてくれると嬉しいです! (2020年1月26日 20時) (レス) id: a822d14485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*雪之丞*yukinojyo | 作成日時:2019年6月16日 22時