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マネ「…本当にありがとう。Aさんが来てくれて

すごく助かったよ。でも本当にそれでいいの?」




「私こそ、貴重な体験をさせて頂いてありがとうご

ざいます!みんなに会っちゃうと泣いちゃいそうだ

からこれでいいんです。あ!これみんなで食べてください。」




お世話になりましたの菓子折りを渡す。




マネ「今日からAさんが来ないなんて知ったメ

ンバーからのブーイングが怖いな。笑」




「最後までご迷惑おかけしてすいません。笑」




では、またお仕事一緒にできるように頑張ります!

と言い、私はリハーサル室から事務所へ向かった。






あれから数日後、ついに元いた部署へ戻るよう宣告された。



そして実は昨日でマネージャーさんの右腕の日は終

わり、今日から事務へ戻る。




メンバーのみんなにはあえて、伝えなかった。



たった3ヶ月程度だったけど、みんなと過ごした毎日

は色濃かった。



最初は年下の子たちなのに、緊張して名前と顔を覚

えるのに必死な日々だった。



でもそのうちくだらない話や、冗談も言い合えるよ

うになり、すごい楽しかった。




だからこそ、今日で最後ですなんて言ったら泣いちゃいそうで。



だったらこのままフェードアウトして、いつかまた

一緒に仕事ができるよう私自身が成長したら会って

伝えたい。



君たちに出会えて、自分も目標を追い続けることの

大切さに気づけたよ、と。









ガタッ


「今日からまたよろしくお願いしますね、先輩!」



田上「おかえりー!我が後輩!!」




田上さんは椅子に座ったままハグをしてくれた。




田上「メンバーのみんなとはちゃんとお別れできた

の?っても、事務所ウロウロしてる時もあるしこの

先まったく会わないわけじゃないけどね。」






「それが…言ってないんです、みんなに。」


田上「え?どゆこと?笑」





「いや〜私涙もろいから号泣しちゃいそうで!そん

なのみっともないから、マネージャーさんに伝えて

もらうことにしたんです。」



田上「それで良かったの?後悔してない?」





「…してないですよ!これで良かったんです…。」





そう言って私は自分のパソコンを立ち上げた。



田上さんはまだ何か言いたそうにしていたけど、私

の気持ちをくみ取ってくれたのかそれ以上は何も聞

いてこなかった。

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設定タグ:THERAMPAGE , 川村壱馬   
作品ジャンル:恋愛
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みそじ(プロフ) - rmpgLoveさん» ご指摘、ありがとうございます。訂正しました。 (2019年4月5日 1時) (レス) id: b3f4b0ef08 (このIDを非表示/違反報告)
rmpgLove(プロフ) - 慎が誠になってます (2019年4月4日 19時) (レス) id: f88f61b843 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - Miyuuさん» コメントありがとうございます!誤字脱字も多く、更新も遅いですがまた見に来てください! (2019年4月4日 19時) (レス) id: b3f4b0ef08 (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - ayakaさん» ご指摘ありがとうございます。訂正しました。 (2019年4月4日 19時) (レス) id: b3f4b0ef08 (このIDを非表示/違反報告)
ayaka(プロフ) - 北人くんの漢字間違ってますよ (2019年4月4日 11時) (レス) id: a2a17246e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みそじ | 作成日時:2019年3月30日 1時

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