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それから全員を見送り、
家事もひと段落したので、
北ちゃんリクエストの夕飯の材料を買いに出る。
けっこうみっちりリハーサルをするらしく、最近の
みんなはヘトヘトで帰ってくることが多い。
それにただでさえ暑くて食欲が失せる時期。
だから少しでも食事に偏りが出ないよう、みんなが
これなら食べれるというものを作るよう意識してい
る。
本日もたくさんの荷物を抱えて帰路につき、シェア
ハウスが目の前に来た時、まるで漫画の世界から出
てきたような細くて、白いワンピースを来た女の子
がうずくまっていた。
私は咄嗟に駆け寄り、声をかける。
「大丈夫ですか？！」
女の子「あっ…ごめんなさい…ちょっと目眩がし
て…。」
少しだけ顔を上げた女の子は、同性の私から見ても
可愛いと思うくらいだ。
「とりあえず…、あ！そうだ、ここ少し日陰になっ
てるんでここに座わりましょう！」
私はシェアハウスの入り口に、少し雨樋があり日陰
になっていることを思い出し、荷物そっちのけで彼
女をそこまで連れて行く。
そして近くに立つ守衛さんにも事情を話し、了承を
得て、また座ってうずくまる彼女に駆け寄った。
「ここなら少し違いますか？何か飲み物持ってきま
すね！」
冷蔵庫に何かしらペットボトルが入ってるはず！と
思い出し、立ち上がろうとすると、
女の子「…あの…荷物…。」
はっ！と荷物の存在を思い出し、彼女が指差す方を
見れば、炎天下の太陽の下で崩れかけている食材が。
「ヤバイ！北ちゃんに怒られる！
ありがとうございます！ちょっと待っててください
ね？！」
今日ハヤシライスが食べれなかったら、さすがの北
ちゃんもブリブリ怒るかもしれないと、急いで
室内へ入った。
「これ飲んでください。あと、これは首に当て
て。」
私は未だうずくまる彼女に、スポーツドリンクと、
水で冷やしたタオルを首に当ててあげる。
その時に思う。
私とは違って白くて、線が細い華奢な身体。
手入れされた艶々の髪の毛に、この先一生着ること
はないであろう白いワンピース。
生まれ変わったら、こんな女の子に生まれたいと思
うくらい。
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みそじ(プロフ) - Rさん» ありがとうございます！楽しみにしてくださってたなんて…めっちゃくちゃ嬉しいです（ ; ; ）次も準備中なので、もし良かったらまた遊びに来てください！ (2019年6月26日 23時) (
レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 諒子さん» ありがとうございます！ダラダラと長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂いて嬉しいです^_^次も準備中なので、また読みに来てください！ (2019年6月26日 23時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - 奏さん» 長々とお付き合い頂き、ありがとうございました！次も準備中ですので、ぜひまた読みに来てください^_^ (2019年6月26日 23時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
みそじ(プロフ) - しをちゃさん» ありがとうございます！そのお言葉とても励みになります（ ; ; ）次も準備してますので、ぜひまた遊びに来てください！ (2019年6月26日 23時) (レス) id: 0885410a1b (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 完結おめでとうございます！毎日更新を楽しみにしていました！とても素敵な作品で大好きです！おまけも楽しみに待ってます！ (2019年6月26日 3時) (レス) id: 3a12b44223 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年6月12日 22時
