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北「俺一人の見栄でみんなの輪を乱して

最低だよね…。」





天井を見ていた北ちゃんは、俯いてしまった。





「そんなことないよ!それは考えすぎ。

それに…、16人もいれば考えや思ってることなん

て、バラバラなのは普通なことだよ。でも、ひとつ

だけ16人全員同じことをいつも思ってるはずだ

よ?」





北「ひとつだけ…?」






「全てはファンのみんなのため!でしょ?」



北「…うん…そう。それは絶対みんな同じ…。」




「今回もそれを思うが故、ぶつかり合ったけど無駄

な言い合いじゃなかったと思うよ?

だってファンのみんなに楽しんでもらうため、お互

い譲れなかったんだから。」





北「グズッ…うん、そうだね…グズッ。」




え?まさか…北ちゃん泣いてる?!




「もう〜、スーパーマンになるんでしょ?笑

ティッシュどこ?」





と、私がティッシュを探しに立ち上がろうとした

ら、こっちにある、と北ちゃんも同時に移動しよう

としたため私たちは暗闇もあってか、ぶつかってし

まい私は尻餅をつき、北ちゃんは私に覆いかぶさる

ような体制になってしまった。





「いったぁ〜!北ちゃん大丈夫…って近い!!」




北「ごっ、ごめん!」





その時、



ガチャ




陣「北人入るでー。

Aさん、大丈夫やった…っておい!北人ぉ

ー!!!」




暗闇の中、私たちの体制を見てヒステリックな顔で

大声を上げる陣くんがタイミング悪く、部屋に入っ

てきてしまった。





北「ちちち違いますってば!!事故!これは事

故!!」





陣「おまっ…人が心配して見に来たら何やってんね

ん?!」




「陣くんほんとこれは違うの!」






私も大慌てで否定して、なんとか一部始終を聞いて

もらえて陣くんは納得してくれた。





陣「こいつ可愛い顔して中身は狼やから、気をつけ

ホンマに。」




「えっ?!そうなの?!」





北「いやいや、陣さんほどじゃない。あ、陣さんは

狼じゃなくて馬か。」



陣「ふざけんな!」




さっきまで落ち込んで、涙も見せてた北ちゃんとは

大違い。





でも、元気になって良かった。

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設定タグ:川村壱馬 , 吉野北人 , 青山陸   
作品ジャンル:恋愛
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みそじ(プロフ) - りりさん» コメントありがとうございます!楽しんで頂けて良かったです!ぜひこれからも遊びに来てください^ ^ (2019年6月8日 11時) (レス) id: e9f0c68380 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 面白いです!続き楽しみにしてます!☆更新頑張ってください! (2019年6月8日 6時) (レス) id: 399774dd20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みそじ | 作成日時:2019年5月27日 10時

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