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「ここ…？」
デーン！という効果音が似合いそうな、アパートに
しては大きく、マンションにしては小さい建物を見
上げる。
ここが私の仕事場兼、住居になるんだ。
前の職場、と言っても契約社員だったのであっさり
辞めることができ、特に心残りはない。
しっかりと門構えまでしてあり、そこには警備員さ
んも立っているという、すごいセキュリティ。
こんな所にいったいぜんたい、どんな人が住んでる
のやら。
ピンポーン
陣「はい？」
「あっ、今日からこちらでお世話になりますAと
申しますが…。」
陣「あーはいはい！ちょっと待ってください
ね？！…しょへ！来たからそこ片付けて！！」
最後の方丸聞こえなんですけど…。
ガチャ
しばらくすると、銀色の髪で筋肉質な男性が玄関か
ら飛び出てきた。
陣「お待たせしました！どうぞっ！」
げ。
と、私は心の中で青ざめる。
今時の男の人だ、と早速一本線を引く。
「はい…。」
ガラガラと引いてきたスーツケースを、少し持ち上
げながら、歩き出すとふいにその彼が、
陣「持ちましょうか？」
と、手を伸ばしてきたので私は食い気味に、大丈夫
です！！と答えた。
室内はまだら新しい匂いが広がり、廊下を抜けると
これまた広いリビングに出た。
「すっ、すごい…。」
陣「すごいっすよね！俺らのために増改築してくれ
たみたいで。」
ー俺らーってどんだけ人数いるんだ。
そして、その俺らって人たちにずいぶんとお金をか
けるんだな…と疑問に思いながらも、彼の話に耳を
傾ける。
陣「俺らもまだここに引っ越して来たばかりなんす
けど、とりあえず〜…この上が各自の部屋になって
るって感じっすね。」
と、上を見上げると吹き抜けになっており、リビン
グを囲うようにドアがいくつか見えた。
すると、二階から下を覗く顔に気づいた。
陣「はい、降りて来て自己紹介するで。」
銀髪の彼の一声で、私の目の前には男性がさらに増
え、嫌な胸の高鳴りに襲われる。
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みそじ(プロフ) - りりさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けて良かったです！ぜひこれからも遊びに来てください^ ^ (2019年6月8日 11時) (
レス) id: e9f0c68380 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます！☆更新頑張ってください！ (2019年6月8日 6時) (レス) id: 399774dd20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年5月27日 10時
