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翔平「このたい焼きって
食べてよろしいんでしょうか？」
「いいよ〜。えっとね、あんことクリーム買ってき
たの。」
翔平くんとガサゴソと袋を覗いていたら、
北「それ今日Aさんと買ってきたんだー。」
ソファに寝っ転がって携帯をいじりながら、やたら
大きい声で言う北ちゃん。
夕飯も食べ終わり、北ちゃん含め何人かはリビング
でくつろぎ、私は明日の仕込みをしていたところだ
った。
陣「あ！今日二人で出かける言うてたわ！」
テレビを見ていた陣くんが急に振り返り、私たちを
見る。
慎「どこ連れてってもらったんすか？」
同じくソファに座って、携帯から顔を上げて聞いて
くる慎くん。
「アイスクリーム屋さん。」
翔平「え？ア、アイスクリーム屋さん？笑」
たい焼き選びから顔を上げて、ちょっと半笑いだ。
樹「北人さん…中学生じゃないんだから。」
いつも無表情が多い樹くんも、さすがに顔が緩んで
る。
陣「ホンマや！今時の高校生でもアイスクリーム屋
さんだけとかないわ！笑」
みんながゲラゲラ笑う中、北ちゃんはガバッと起き
上がり、
北「うるさいなー！俺はみんなみたいに汚れてない
んですー。ピュアだから、ピュア！」
北ちゃんは私を元気づけるために行った、なんてこ
とはあえて言わないでいてくれて、さりげない優し
さを感じた。
「でもすごい美味しかったし、楽しかったよ。」
私はキッチンに戻りながら、せめてものフォローを
する。
北ちゃんは、ほらみろというドヤ顔でみんなを見渡
してるのが視界の端っこで見えて、また笑っちゃい
そうになるのを堪えた。
仕込みが終わる頃には、今までリビングにいたメン
バーは、おやすみと部屋へ上がって行き、誰もいな
くなった。
壱馬くんはまだ帰ってこない…。
エプロンを外して、
キッチンの電気を消そうとした時、
？「Aさん。」
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みそじ(プロフ) - りりさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けて良かったです！ぜひこれからも遊びに来てください^ ^ (2019年6月8日 11時) (
レス) id: e9f0c68380 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 面白いです！続き楽しみにしてます！☆更新頑張ってください！ (2019年6月8日 6時) (レス) id: 399774dd20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みそじ
| 作成日時：2019年5月27日 10時
