二十七松 ページ34
チョロ松side
「Aちゃん。話せるとこまででいいからその…Aちゃんのこと詳しく教えてくれないかな…?」
無神経とわかっていながらAちゃんのことが気になって聞かずにはいられなくなった僕は思い切って話を切り出した
『いいよ。いずれわかることだと思うし。でも、今は皆には内緒にしてくれないかな?』
「え?なんで…?」
『うーん。上手くいえないけど、しばらくこのままがいいなぁ、と思って。私の話をしたからといってお兄ちゃんたちが対応を変えるとは思えないけど、せっかく仲良くなったのに急に扱いが変わったり他人行儀になられるといやだからさ』
確かに。心配は尽きないだろう。Aちゃんなりに考えているようだ
「わかった。Aちゃんがそう言うなら内緒にするよ」
『ありがとう。
まず、さっきも言ったように私の両親は私が10歳くらいの時に交通事故でタヒんじゃった…』
「…」
『でも、その時はそんなに悲しくなかったんだ。たぶんいきなりのことすぎて思考が追いつかなかったんだと思う。
…でも、成長するに連れ私はすごい喪失感に襲われたんだ。自分では気づいてなかったけど私は自分が思ってる以上に家族のことが好きだったんだよ。
そのことに気づいてから何を思ったか私は仲良くしてた友達とも縁を切って独りになった。たぶん、そのときの私はどうせいつか失うなら大切なものをつくらなければいいんだって思ってたと思う。
だってそうすれば未来で二度と悲しい思いをしなくて済むから。でも、それも間違ってた。
独りになって気づいたんだ。独りは寂しいことに、つまんないことに。誰もいない日常は思った以上に辛いことに。
悩みを聞いてくれる人もいない、笑えあえる人もいない、そんな状況になっても私は独りだった。
それから時がたって、何時も通り独りで家にいたらチョロ松お兄ちゃん達が現れた。
最初はすごく驚いたんだよ?それに人と関わるのが久しぶりで少し怖かった。
でも、みんなはあったばっかりの私に明るく話しかけてくれた。最初はみんなも状況がわからないのかおどおどしてたけど、そんなみんなと話してて凄く楽しい気持ちになった。人と話すのってこんなに楽しかったっけって。
それから私の中でなにかが変わった気がした。両親を失ったこと。独りになったこと。当時は辛かったけどそれは全部私には大切な時間だったんだって気づけた。
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ちおみー(プロフ) - さくらさん» ありがとうございます! (2017年3月31日 20時) (レス) id: eb47043050 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 更新楽しみにしてます!! (2017年3月31日 19時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
沖土瀬鹿(プロフ) - フランさん» もうなんかいろいろありがとうございます!凄く嬉しいです!この作品が初めての逆トリとは何故か嬉しいですw更新頑張ります! (2016年6月29日 5時) (レス) id: 84cb3e3d45 (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - 面白いです!逆トリ初めてみましたwホント面白いです!w更新楽しみにしてます!頑張って下さい!! (2016年6月29日 0時) (レス) id: aab2667e8a (このIDを非表示/違反報告)
沖土瀬鹿(プロフ) - 闇九尾さん» そうなんですか!ww何気印象が強いヒジリサワ↓ショウノスケ↑www (2016年6月23日 19時) (レス) id: b661d29b7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちおみー | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/misakikage1/
作成日時:2016年4月14日 20時