【おそ松さん】逆トリしてきた六つ子達が私の兄になるそうで。

二十一松 ページ28

一松side

俺が路地裏でひっそりと猫と戯れてたら
一匹の猫が誰かを連れてきた…

…て、あれ、Aじゃん


『い、一松お兄ちゃん？』


Aは確信がないのか少し遠慮がちに聞いてきた


「そうだけど…A？なんでここに…」

『猫について来たらここに着いたんだ』


猫について行くとか…


「Aっていつか迷子になりそうだね」


絶対いつか迷子になりそうと思って言ったら『なっ、失礼な！』って言われた

だってほんとのことでしょ


それからいろいろ話してAが猫好きとわかった

ちょっとだけ嬉しいと思ってしまった自分がいる
…友達なんて猫だけでいいのに

あ、そっか。Aは妹なんだっけ


『一松お兄ちゃん？どうしたの？』

「あ？別にどうもしてない…」

『そう？』


言いながら首を傾げたAを不覚にも可愛いとか思ってしまった

たぶんこれは俺が抱いちゃいけない感情だ

そういえば昨日おそ松兄さんとAが一緒に出かけてたけどなにか進展はあったのだろうか…

でも、これは今聞くことじゃねぇなと思いとどまった


「…A、そろそろ帰ろっか。俺はともかく、おそ松兄さん達に心配される」

『そうだね』


路地裏は家の近くだからすぐに帰れた

案の定というかなんというかやっぱり既に兄弟は揃っており俺たちは家に入った瞬間に囲まれた

中には心配してる人もいるけど(クソ松とか三男とか)大体は「お似合いだねぇー」とか「ﾋｭｰﾋｭｰ」とか言って冷やかしてくるやつもいる(長男とか末弟とか)

フザケンナ…
まぁ、悪い気もしなくもないけど

十四松はAにダイブしていた

…やめてやれよ


『ブゥエ！く、苦しいって…十四松お兄ちゃん』

「あ、ごめん！」


Aは確かに苦しそうだったが笑顔で凄く幸せそうだった

「あれ？一松兄さん笑ってる？」

「笑ってない…」

「嘘だぁ！」

「五月蝿いトッティ」

俺はいつの間にか笑っていたようだ
少し綻んだ口元をすぐに元に戻す

トド松がさっきからなんか言ってるけど無視だ

不意にまた、Aの方をみたら目があった。
俺を見て微笑んだAをみて

俺もまた口元が緩んだ気がした

─────────────
いちまぁぁつ！
ヤバい、暗すぎると思ったら、いつの間にかツンデレだし(元からだけど)最後なんてほんとにノーマル四男じゃん！

考えながら一松の笑顔を思い浮かべてにやついてる私ヤヴァイねw

なんか最近の話って伏線を張ってる気しかしないんだけどw

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ラッキーカラー

あずきいろ

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8

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ラッキーキャラ

ヒジリサワ↓ショウノスケ↑

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