小指でかわす約束

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.壱馬side




呼び鈴じゃなくてｺﾝｺﾝって、、笑




きっと分からなかったんやろうな





しかも、俺が出てすぐに謝るところはやっぱりAや。




自分に非があるなしに関係なく謝るのは昔から変わらんのやな




そんな些細なことでさえも俺の記憶にずっと残っているってことはこの思いは本物なんやって確信できる。









やのに、、、





せっかくAのために作ったリングを堂々と返されるし彼女がいるなんて思っとったみたいやし、、、




俺がいつ彼女いるなんて言ったん？





だから、1から全てをAに説明しても君はやっぱり覚えてないの？






A「私じゃなくてその人と来ればよかったのに」ﾎﾞｿ






俺がその人と来たら良かったなんて。なんやねん。





「えーの。Aさんと行きたかったから」




ここまで言えば俺のことを意識してくれる？






「そもそも、指名したのだって涼子さんに名簿見してもらってこの子や！と思ったからやねん。


だから、俺のわがままだとは思ってるけどそのリングももらってくれん？」





昔、不格好な指輪しかあげれなかったから



今度はその指輪をつけてて欲しい。




「さて、そろそろ自分の部屋にかえり？」





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