出発 ページ5
俺は先に新幹線に乗車し、売店に行っていた純もあとからやってきた。
新幹線が出発し、ちょこちょこっと会話をしていたが、なんか嫌な予感...
また寒気だ...
家を出る頃は寒気が治まり、むしろ身体が火照っていたので真冬にしては少し薄着で来てしまったかもしれない。
でも新幹線の中は暖房がかかっているから、少々薄着でも寒さを感じるはずないのに(´・ω・`)
ということは、風邪の症状なのだろう。
咳もひどくなっている気がするし(ーー;)
気を紛らわせるためにも、下車駅まで寝ることにした。
・・・なのに。
たった15分ほどで目が覚めてしまった。
ひどい悪寒。
身体がガタガタを震えている。
「はぁ・・・はぁ・・・」
チラっと隣を見ると、純は携帯をいじりながらウトウトしていた。
起こすの悪いなぁ...
「・・・っくしゅ」
「タク・・・?」
「あ、ごめん(^_^;)」
「え、どーした?! そんなに震えて...(゚□゚;)」
「なんでも・・・ないよ?」
「寒い?・・・んだよね。熱上がってるのかなぁ(´・ω・`)」
そう言って純は着ていた上着を脱いでかけてくれ、マフラーもとって巻いてくれた。
「いやいや、これじゃ純が風邪ひくじゃん(´・ω・`)」
「別に寒くないもん( ̄▽ ̄) 新幹線の中 暑いからそろそろ脱ごうを思ってたから大丈夫(*´∀`*)」
「そう? んじゃあちょっと借りるわ...」
純、寒がりのくせに・・・
でも本当に人の心配するほどの余裕がなかった俺はとりあえず純の好意を受け取ることにした(^_^)
そのおかげか、なんとか再び寝ることができた。
着くまでに少しはマシになってくれたら良いんだけど・・・
―――――
「ゲッホゲホッ...ゲホッ」
自分の咳で目が覚めた。
咳が止まらず、純にうつさないように背を向ける。
純が背中をさすってくれる。
「ゲホ・・・はぁ。」
「落ち着いた? 何か飲む?」
「あ、飲み物持ってきてないわぁ(ーー;)」
「ふっふっふ、ちゃんと買ってきてます( ̄一* ̄)b 準備良いでしょ♪」
「まじ?」
「熱あるならお茶とかよりこの方が良いかなーと思って。」
そう言ってスポーツドリンクを差し出してくれた。
「ありがと(*´∀`*)」
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革ベルト
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美咲(プロフ) - 翔さん» お待たせしました! 今日から新作(base)公開しましたので、是非見に来てください! またコメント頂けると嬉しいですー♪ (2013年2月18日 1時) (レス) id: c04bfe6988 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 翔さん» 今は『浅尾きゅん☆ in tigers』というのを連載しているのですが、またbaseに戻りますよ〜! 今下書き真っ最中です^^ 高校時代のお話です(*´∀`*) baseの方についてはあまりコメントがなかったので、すごく嬉しいです! ありがとうございます♪♪ (2013年1月9日 0時) (レス) id: c04bfe6988 (このIDを非表示/違反報告)
翔 - 早く続きが読みたいです(^-^*)/更新頑張ってください(^∀^) (2013年1月8日 5時) (携帯から) (レス) id: 35762e73f4 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます! 嬉しいです(*´∀`*) 頑張って書きますねo(^▽^)o (2012年10月10日 23時) (レス) id: 8b379cdfc5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - 初めまして♪
野球と浅尾さん大好きなので楽しみにしています(*´∇`*) (2012年10月10日 21時) (携帯から) (レス) id: 7c21595c55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美咲 | 作成日時:2012年10月1日 2時